最近会社の周りのランチをやっている店がどんどんなくなっていきます。先日いつも行っていたパスタ屋さんが閉店しました。小さな店でしたが美味しいパスタランチを作ってくれていたオーナーシェフが、官庁街の大きなイタリアンレストランのシェフとして誘われたそうで「もう一度挑戦してきます」と言って去っていきました。

　また昔からあって会社の仲間と良く一緒に行っていたイタリアンが「改装のため」と言いながらもう随分長い間閉めたままです。１１月半ばにはリニューアルオープン予定だったのに、この時期になっても再開しないし、そもそも改装工事している風にも見えないので、これまた閉店してしまった可能性が高いです。僕はすっかり常連でオーナーから名前も好みも覚えていてもらっているのに残念です。

　昨日は会社の近所のこじゃれたカフェも閉まっていました。素敵な店で僕はよく通っていたのですが、定休日でもないのにお知らせもなく閉まっていたのでちょっと心配です。少し前には本当に昔からやっていたメンチカツの美味しい洋食屋も閉店したし、よく通っていた担々麺の店も急にやめてしまいました。さらにその前には名古屋でも屈指の歴史を誇る老舗の洋食レストランも閉店。ランチで通っていた店が次々とこの１年くらいの間になくなっていき、最近急にランチ難民になりつつあります。

　僕がよく行くランチの店は単価が1000円前後。少々高めでも良いので美味しいことと、ゆったり座れること、そして相席にさせられないでタバコ臭くないこと。ランチはエサではなく食事なのですから、回転率だけを気にしているような店には入りません。閉店した店はどこも共通してランチは流行っていました。しかし客単価を高めに設定している店が多いので、名古屋バブルが弾けるとともにディナータイムの客が激減したのではないかと推察されます。

　今は忘年会シーズンですから、さすがに夜に店を予約しようとしても「満席です」と断られることが多いですが、ここを乗り越えても来年半ばには本当に苦しくなっている店がたくさんありそうです。これ以上ランチ難民にならないように、せっせと通わなくては。

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