幹事クリタのコーカイ日誌2011

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12月1日 ● 1年は長いか短いか。

 山本麻友美プロとテニスをした時に「今年は1年が長かった」と言うのを聞いてびっくりしました。僕の周りには「1年が短かった」「早かった」と言う人ばかりなのに「長かった」というセリフを聞いたのは本当に久しぶりです。「長い」と感じる人は、もの凄く大変な目に遭って苦労の連続だったか、それとも毎日が同じことの繰り返しで退屈で変化に乏しかったかだと思うのですが、山本プロはどちらでもないようなのに「長かった」と感じているみたいです。

 どうやら彼女は今年環境が大きく変化した1年だったみたいで、1年前と今ではいろいろと周りが変わってしまったことから、1年前が随分遠い昔のことのように感じるんだそうです。確かにそういうこともあるでしょう。周りの景色が変わって随分と遠くまできてしまった気がするのに、それがまだたった1年前のことかと思うと「今年は長かったんだな」となりそうです。

 逆に1年前だろうと10年前だろうと同じような環境に身を置いていると時間の変化を感じにくいので「え、もう10年経ったの?早いなぁ」となります。それに加えて、誰もが感じるように年齢を重ねるとどんどん時間が経つのが加速度がついて早くなるということもあります。10代に比べて20代は倍の速さで過ぎていき、30代は3倍速、40代は4倍速。40代の10年間は10代の2年半くらいの速さです。

 この法則でいくと50代は10代の5倍速。今年の1年間は僕にとって10代の頃の3ヶ月弱ということになりますが、まああながち外れてはいません。紅白歌合戦のサイクルが本当に短くて、1クールごとにやってるような気分です。オリンピックだって昔は4年に一度なんて悠長過ぎると思っていましたが、もう来年ロンドン五輪です。え、まだちょっと前に北京五輪が終わったばかりじゃなかったっけ、と思いませんか?

 そんなわけでまだ20代の山本プロと50代に突入した僕とでは、同じようにテニスをしていても生きている時間感覚が全然違うんだということが確認できました。そりゃ僕には山本プロのボールが速く見えるわけです。なにせアッという間の1年ですから、ボールなんて一瞬で通り過ぎるに決まっています。




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