幹事クリタのコーカイ日誌2011

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11月22日 ● ロンドンに行けないから豊田へ。

 いまロンドンでは男子テニスの最終戦「ATPワールドツアーファイナル」が開かれています。この大会は年間ランキングの上位8人の選手だけが集まって競う大会。まず4人ずつ2つのグループに分かれてラウンドロビン(総当たり戦)。そして各グループ上位2人が決勝トーナメントに進出します。

 いま男子テニス界は4強(ジョコビッチ、ナダル、フェデラー、マレー)が実績では群を抜いていますから、順当にいけばこの4人がラウンドロビンを勝ち抜くと考えられるところですが、フェデラー以外の4人は体調がいま思わしくありません。シーズン最終戦だけに1年を戦い抜いてきた選手は多かれ少なかれ故障を抱えています。かつてはこのツアーファイナルに上位選手が軒並み棄権ということもありました。今の4強は真面目だけに少々故障があってもちゃんと出場してきますが、やはりその状態では5位以下の選手につけこまれることになります。

 初日に登場したナダルとフェデラーはともにフルセットの大熱戦になりながら何とか勝ちました。しかし2日目のマレーはフェレールにストレート負け。かなり足の具合が良くないようです。これを書いている時点ではまだジョコビッチは登場していませんが、最近は錦織に負けるなど決して万全とは言い難いので、これも危ういのではないかと思います。そうなると優勝争いの筆頭は体調が良さそうでしかも速いコートを得意とするフェデラーでしょう。上海、パリと連続優勝してロンドンに乗り込んでいるだけに、ここは一気に3週連続といきたいところです。

 さて、ロンドンで世界のトップが競い合っている同じ時期に、豊田では日本のトップクラスの選手が集まって戦っています。「ダンロップ・ワールドチャレンジ」です。大会が少なくなってきているオフシーズン直前の時期だけに、この大会はポイントを少しでも稼ぎたい選手にとっては貴重。男子の錦織圭、女子の森田あゆみというワールドツアーを主戦場とするトップ2人を除いて、ほぼ日本の主要な選手が参戦しています。

 男子のナンバー1シードは添田豪、女子のナンバー1シードはクルム伊達公子。ともにランキングが100位前後なので、来年の全豪オープン本選にストレートインするためにはここで優勝しておきたいところ。また200位台の選手たちも全豪の予選に入れるかどうか、この大会での活躍が鍵を握ります。名古屋近辺でこのクラスの選手たちが本気で戦う試合を見られる数少ない機会だけに毎年観戦しています。ちょっと遠いのと、会場の豊田スカイホールが底冷えするのが難点ですが、ロンドンまでは簡単には行けないので豊田で我慢します。




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