幹事クリタのコーカイ日誌2011

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11月18日 ● 大ピンチの中日を救うのは誰か。

 敵地福岡で2連勝して名古屋に戻ってきた中日ドラゴンズ。ナゴヤドームでは無類の強さを発揮してきただけに、これは福岡に戻ることなく日本一を決めてしまうのかと思ったら、とんでもないことに地元で3連敗を喫してしまいました。王手をかけられて再び福岡に戻ることになるとはさすがに想定外。これは大ピンチです。

 とにかく問題は打てないことに尽きます。毎試合サッカー並みのロースコア。いくらなんでも酷すぎます。ヒットも滅多に打てないのだからタイムリーも連打もありません。まぐれ当たりのようなホームランでも出ない限り得点はほぼ望めないという試合展開では、いくら貧打に慣れている投手陣と言えども耐えられないこともあるでしょう。

 ソフトバンクは打線が当たりを取り戻して2ケタ安打を打てるようになりましたし、投手陣も自信をつけています。唯一の不安材料だった馬原まで復調したようなので、福岡に戻ったら一気に決められてしまいそうな感じがします。来季監督の高木守道でさえ「ソフトバンク日本一」とテレビで予想していました。守道さん、そう思っても言葉を濁しておくってもんじゃないの、そこは。

 中日の逆転日本一への道はチームを活気づかせる救世主の登場しかありませんが、今の打線を見ているととても期待できません。となると先発投手の快投に期待。瀬戸際の第6戦は恐らく吉見でしょう。1点もやらない覚悟で臨まない限り勝ち目はなさそうですが、もし吉見の粘りの投球が実ればタイに持ち込んで第7戦で勝負できます。その7戦目の先発はわかりにくいですが、僕は山井を投げさせたらどうかと思います。第4戦で2イニングを完璧に抑え込みましたし、なにせ日本シリーズ完全(未遂)男です。何かを持っているのではないかと期待させる山井なら、このピンチからの逆襲を可能にする救世主になれる気がします。

 もっとも落合監督のことですから、いきなり第6戦を山井でくるかも知れません。ギャンブルですが、このギャンブルに勝てば勢いがつくので最終戦の確率がグッと上がります。吉見で勝つよりも山井で勝つ方が勢いがつきますからね。普通の監督なら負けた時の「なぜ吉見を出し惜しんだ?」という批判が怖くてできないでしょうが、落合ならできます。中日にとっては大ピンチですが、逆にここまで追い込まれて落合が何をしてくるのか興味が沸きます。土曜日が楽しみです。




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