幹事クリタのコーカイ日誌2011

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11月14日 ● 「流れ」を掴めば勝てるわけで。

 スポーツには、と言うか、勝負事には「流れ」というものがあります。流れを掴むといとも簡単に勝てますし、逆に流れを失うと足掻いてもスルスルと勝ちは逃げていきます。それはテニスをしていても、麻雀をしていても、競合プレゼンをしていても一緒。いかに流れを掴むかが勝負事の極意です。

 最近テニスをしていて一番の興味というか、関心事はこの流れをいかに掴むかということ。技術的には互角以上でも、流れがきていないとコロッと負けてしまうことがよくあります。しかもこの流れという奴は一瞬で変わります。1本のミスショットやラッキーショットから流れがいったりきたりすることもあります。何とかこの流れをうまくコントロールできるようになれば、もっと勝率は上がるのにといつも考えているのですが、なかなか流れを操れるようにはなれません。技術論、戦術論は随分と研鑽を積んできたつもりですが、この流れの操作術については、まだ誰からも納得のいく説明を聞いたことがありません。

 中日とソフトバンクの日本シリーズは中日が流れをうまく掴んで連勝しました。初戦に続き2戦目もほとんど同じ中日の勝ちパターン。いつものようにロースコアの投手戦に持ち込み、少ないチャンスに得点し、最後は浅尾と岩瀬のリレーで勝つ。この展開で落合ドラゴンズはどれほど多くの勝利を獲得してきたことでしょう。

 逆にソフトバンクはシーズン中の勝ちパターンをなかなか作らせてもらえません。川崎と本多の機動力は封じられ、長打力のある松田や多村は谷繁のリードに翻弄させられています。チャンスに強い内川は落合監督のクレームで気をそがれ、松中やカブレラら強力代打陣も役に立たず、挙げ句に抑えの切り札馬原は2戦連続で打たれてしまいました。戦力的にはソフトバンクの方が上なのに、流れを引き寄せられないまま本拠で連敗。やはり短期決戦に弱いチームカラーは変わっていないようです。

 落合監督が接戦や短期決戦に強いのは、流れのコントロールが巧みなのかもと考えています。テニスに通じることがあるかないかわかりませんが、落合に聞けば僕の悩みに対する何か良いヒントが掴めるような気がしています。残念ながら落合と話す機会は今のところなさそうですけど。




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