幹事クリタのコーカイ日誌2011

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11月13日 ● 普段通りの野球で先勝。

 福岡で始まった日本シリーズ第1戦。先発はソフトバンク和田と中日チェン。左腕対決になりました。立ち上がりから両投手とも良いピッチングでしたが、特に和田は素晴らしく中日はとても打てる雰囲気ではありませんでした。チェンもランナーは出しますが、きちんと要所を締めて無得点のまま中盤へ。先取点を取ったのはソフトバンク。和田にノーヒットピッチングを続けられている中日はピンチです。

 しかし、こういう試合展開は実は中日のペース。ロースコアの投手戦なら得意です。完璧な投球を続けているソフトバンク和田と相性が良い中日和田がレフトスタンドに同点ホームラン。試合を振り出しに戻します。そしてそのまま延長戦へ。チェンからスイッチした浅尾が好投を続ける中、小池がレフトスタンドへ勝ち越しホームラン。松中、カブレラという豪華代打攻勢を浅尾が封じ込め、最後は岩瀬が締めて中日が「いつものように」競り勝ちました。

 敵地での初戦を普段通りの野球で取った中日はこれで一気に優位に立ちました。2戦目にはエース吉見が登板します。ここを取って名古屋に戻れば、福岡に帰ることなく日本一を決められる可能性が大きくなりました。不調の和田が一発を打ったのも良い兆候。シーズン中、そしてクライマックスシリーズ同様に守り勝つ野球ができています。

 対してソフトバンクもまだ焦ってはいないでしょう。負けたとは言え、中日の得点はソロホームラン2発だけ。連打を浴びたわけでもないし、機動力と細かい野球で崩されたわけでもありません。しっかり抑え込んでいることは間違いないのですから、まだ浮き足立つようなことはないでしょう。ただソフトバンク打線の鍵を握る内川が完全に抑え込まれているのは大きなポイントになると思います。お互いに球界屈指の1、2番を持つだけに、その後を打つバッターの出来が試合を大きく左右します。ヒリヒリするようなシリーズになりそうです。




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