幹事クリタのコーカイ日誌2011

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11月9日 ● チェッカーズを知らない世代。

 うちの高校3年の娘は古い歌謡曲を良く知っています。まあ僕の影響なのは明らかなのですが、特に1970年代後半〜80年代のヒット曲は良く聞き込んでいて、カラオケに行ってもチェッカーズやユニコーンや山口百恵、相川七瀬、パフィーなどを歌っているらしいです。サックスの次の発表会の曲を考えている時も、娘からの提案で『ジュリアに傷心』『カサブランカ・ダンディ』などが挙がってきました。

 サックスのスクールの先生と曲を相談して結局発表会では『ジュリアに傷心』を演奏することに決まったのですが、30代の先生はさすがに当時小学生だったから聞き覚えがあったのですが、20代の女性スタッフたちはほとんど知りませんでした。22才のピアノの先生などは、生まれた頃には解散していた「チェッカーズ」という言葉自体にキョトンとしていました。そこまで古い音楽になっていたのかとこちらがショックです。

 家にいると子どもたちと平気で古い歌謡曲の話題をしているので、沢田研二はもちろんチェッカーズすら知らないという若者にこちらがビックリしてしまいます。もちろん、考えてみれば生まれる前のヒット曲なんて知らないのが普通なのでしょうが、親の代からの懐メロ好きとしては「それは基本じゃないの!?」と感じてしまうのです。僕は生まれる前に流行った美空ひばりや石原裕次郎やフランク永井の歌を知っていますから。

 まあ相手が演奏家や楽器店のスタッフだからこそ余計に音楽なら何でも知っていると思い込んでしまうのもいけないのでしょう。昔のように誰もが同じ音楽を聴いていた時代とは違います。大ヒット曲連発のAKB48や嵐の曲だって、ちゃんと知っている人は全人口の半分もいないでしょう。音楽が好きと言ったって、そのカバー範囲は以前よりかなり狭いのだと思います。音楽をビジネスにしている人にとっては、どんどん難しい環境になっています。




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