幹事クリタのコーカイ日誌2011

[ 前日翌日最新今月 ]


 
11月2日 ● 中日が圧倒的に有利だけど。

 いよいよプロ野球のクライマックスシリーズのファイナルステージが始まります。セ・リーグは過去ずっと中日と巨人の戦いが続いたわけですが、今年初めてヤクルトが登場します。巨人を激闘の果てに破って勝ち上がってきました。ペナントレース上位のヤクルトが勝ったのですから、本来なら順当なのですが、シーズン後半故障者続出で調子を落としていたヤクルトだけに、よく勝てたなというのが正直なところ。逆に巨人は十分に勝てるチャンスがあっただけにもったいないことをしたと思います。

 中日はここのところずっとヤクルトを苦手にしていました。しかし、今年の最終局面でのナゴヤドームでの天王山4連戦を4連勝したことで、苦手意識はかなり払拭されたと思います。むしろ沢村、ゴンザレスに完璧に抑え込まれた巨人の方がイヤだったはずで、このあたり落合監督に天運がついている気がします。

 ヤクルトは相変わらず故障者は戻ってきていないし、シーズン前半によく打っていた畠山は調子最悪だし、巨人との3連戦で村中を2度もリリーフさせるなど先を考えない投手リレーでピッチャーも使い果たしてしまいました。中日に1勝のアドバンテージがあるだけに、初戦を落としたらかなりヤバイのですが、投げさせる投手がいるのやら。中3日のスクランブル体制を敷くにしても、4勝するだけの駒が足りていないと思います。

 中日はベテランが多いですが、これだけ休めたら休養も調整も十分できたことでしょう。吉見、チェン、ネルソンで3連勝してしまえば終わりですから、他の先発陣をリリーフに回すこともできます。投手力では雲泥の差です。しかも前述したようにヤクルト打線はガタガタで、打ちそうなのも青木と宮本くらい。一発がないので大量失点の可能性は低い。ここも長打力のある巨人の方が怖かったと思います。

 1勝のアドバンテージ、ホームの利、疲れ、故障者、目標の高さ、モチベーション、短期決戦の経験。どこを比べても圧倒的に中日有利です。勝負事はやってみないとわかりませんが、これで負けたらおかしいです。心配は「圧倒的有利」という下馬評に足元を掬われることくらいですね。まあベテラン揃いだから大丈夫だとは思いますが。




twitterでもつぶやいています@kanjikurita

gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」