幹事クリタのコーカイ日誌2011

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10月15日 ● 体操、野球、そしてテニス。

 スポーツの話題を3つ。まず世界体操で内村航平が見事に個人総合3連覇を達成しました。単に強いだけではなく、美しい体操を目指している内村は、まさにその通りの華麗極まりない演技を各種目で披露。「エレガンス賞」も獲得しました。また山室が銅メダルに入り、かつての「体操ニッポン」復活を印象づけました。

 僕が子どもの頃の日本男子体操は本当に無敵で、加藤、監物、塚原、中山、笠松と世界チャンピオンだらけで、エースが何人もいる状態でした。今の男子体操にはそこまでの層の厚さはまだありませんが、内村が引っ張ることで、今後もっとレベルが上がってくることでしょう。ぜひ中国を超えて団体でもまた金メダルを取って欲しいと思います。

 次にセ・リーグの優勝争い。中日は巨人と、ヤクルトは阪神と戦いましたが、ともに大敗を喫してしまい、中日のマジックは1となりました。中日はこの大事な試合の先発に何とルーキーでプロ初登板の大野をもってきました。さすが落合監督、やることが大胆です。ヤクルトとの総力戦で投手陣に疲労が溜まっていることと、巨人の先発が前回1安打完封されているルーキー沢村なので、同じルーキーの大野をぶつけて「負けてもともと」で臨んだのでしょう。

 結果は予想通りでしたが、沢村から2点を奪ったことでCSに向けて何らかの対策を立てることができたのではないかと思います。大野はもう登板機会は今季ないかも知れませんが、来季にこの経験を糧に這い上がってきて欲しいものです。

 最後にテニス。錦織圭が上海で快進撃を続けています。いま開かれている大会はマスターズ1000といって、グランドスラムに次ぐクラスの大会。ジョコビッチとフェデラーは欠場していますが、ナダル以下有力選手がこぞって参加しています。その中で錦織はツォンガを始め上位選手を次々と撃破してベスト4にまで進んできました。今の調子なら世界4強の一角であるマレーを次に破ることさえ夢ではありません。

 体調さえ万全でテニスが噛み合えばトップ10の選手相手にも引けをとらないことを証明した今回の大会で、いよいよ錦織自身と松岡修造のもつ日本人男子最高ランキング46位を超えることが確定しました。これは錦織がプロになった時からの目標でしたが、21才にしてついにその目標をクリアです。今後はさらにランキングをトップ30、トップ20へと上げていき、いつかトップ10入りとグランドスラム制覇を達成して欲しいと願っています。課題は松岡と共通する故障の多さ。年間通じて安定した成績を残しランキングを維持するために、体調管理だけは本当に気を遣って欲しいものです。




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