幹事クリタのコーカイ日誌2011

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10月14日 ● 転び方が下手になった。

 水曜日の夜テニスをしていた時のことでした。ロブが頭上に上がって一瞬後ろに下がって取ろうかと思いましたが、諦めてポジションチェンジをしようとした時にバランスを失い転んでしまいました。いつもの屋内コートではなく、ちょっと暗い屋外コートだったので、ロブの深さ、高さがわかりにくく判断に迷ったのがいけなかったのだと思いますが、転びかけた短い時間に「どう転ぶか」を超高速回転で考えました。

 ひとつは後転をすること。お尻から落ちてそのまま後転で一回転しようかと思ったのですが、体が硬いので上手にクルリと回れる自信がなく却下。次に横に倒れて手で支えることも考えましたが、ラケットが邪魔なのと、体重が増えているので支える手を捻挫しそうな気がしたのでこれも却下。結局、横に倒れてから転がる回転レシーブ系のコケ方を選択しました。

 しかし自分の想定をいろいろな要素が超えていました。ひとつは体が思いのほか硬く、横に転がる予定が木が倒れるようにバタンといってしまったこと。もうひとつは体重が重くて倒れた衝撃を上手に受け止められなかったこと。つまり左側に倒れて左足をしたたかにコートに打ちつけてしまったのです。

 さすがにカッコ悪いので「大丈夫大丈夫」と言いながら、そのままテニスは続けたのですが、実際には左足が痺れて動けません。その後はほとんど動かずにテニスをしていました。家に帰って湿布を貼って寝たのですが、翌朝起きたらかなりジンジンと痛くて歩くのも苦痛です。感覚で骨はやってない、単なる打ち身だとはわかるのですが、それにしても体の柔軟性の無さに愕然とします。

 若い頃なら転ぶ時にもっと上手に転んでいました。高校時代に柔道をやっていたので転ぶ練習はイヤというほどやっていますから、転んでも怪我はしなかったものです。人生の転び方は年を取って少し上手になっても、リアルに転ぶ時は以前ほど上手く転べなくなってしまいました。さらに言えば、あのくらいのことでそもそも転ぶことがありませんでした。バランスを崩してもそこから踏ん張って倒れずに済んだのですが、今ではそれを支えるだけのバランス感覚も柔軟性も筋力もありません。もし無理すれば足首とか捻挫しそうなので転んでしまった方がむしろ怪我が少ないのです。

 さらに情けない話ですが、怪我の回復が遅い。この程度の打ち身なんて若い頃は1日あればほとんど治ったものなのに、この調子では数日は痛みが残りそうです。年を取るというのは本当に何と無慈悲なことなのでしょう。週に何回もテニスをしている僕ですらこの体たらくですから、運動不足のアラフィフが転んだら結構ひどい怪我になることもあり得ます。この痛みを教訓に、ダイエットとストレッチかな。




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