幹事クリタのコーカイ日誌2011

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10月12日 ● 『炎の体育会TV』初回SP。

 この秋スタートのTBSのスポーツバラエティ『炎の体育会TV』が月曜日から始まりました。この番組は過去にスペシャルで放送されたものがレギュラー化したもので、女性のトップアスリートと男性芸人が真剣に勝負するという番組です。過去のスペシャルでは女性格闘選手と今田や品川らお笑い芸人が対決して、解説のマサトが「これバラエティじゃないよね」と言ったほどガチバトルをして話題になりました。

 月曜日の初回スペシャルは柔道、サッカー、400m走の3種目。特に注目されたのは「なでしこジャパン」との対決です。実は今年の7月、W杯前に宮迫率いる芸人チームが、なでしこに勝っていて、今回はなでしこのリベンジマッチでした。前回の収録時には知名度も低く注目されていなかったなでしこが、今や国民的人気者。番組としてはこのリベンジマッチはまさに「おいしい」ネタでした。

 なでしこは澤、海堀、川澄、大野、近賀、田中、高瀬。対する「宮迫ジャパン」は宮迫、又吉、小木、ワッキー、ヒデ、井本貴史、島田秀平。技術的にはもちろんなでしこが上なんですが、やはり男性のパワーはあなどれません。遊びでサッカーをやっているレベルの男性なら問題なくなでしこが捌けるのでしょうが、高校時代に全国レベルのサッカーを経験してきているワッキーたちが相手となると、互角の戦いになるのもわかります。

 結果は延長戦の末になでしこが勝ってリベンジ成功という「空気を読んだ」結末でしたが、本当に良い内容でした。試合がフリーキックから始めるターン制というルールじゃなく、フィールド全面を使っての本当のゲームだったらどうなるのか、ちょっとそういう試合も期待してしまいます。

 柔道は全く勝負になりませんでした。高校時代柔道部で黒帯の僕から見ても、北京五輪女子柔道70kg級銅メダリストのロンダ・ラウジー相手に勝てるイメージが浮かびません。これが48kg級の選手なら、ある程度は力で圧倒できるかも知れませんが、70kg級では普通の男では太刀打ちできるはずもありません。サバンナ高橋、つぶやきシロー、ねづっちがそれぞれ3分一本勝負を挑みましたが、柔道二段のねづっちが何とか粘っただけで、後の2人は瞬殺です。もっと強い芸人を用意しないと無理でしょう。

 400m走は、なかやまきんにくん、モンキッキー、もう中学生、井手らっきょの4人が4×100mリレーで挑戦したので、さすがにこれは企画に少々無理がありました。世界陸上金メダルのサンヤ・リチャーズ‐ロスは、世界陸上の予選タイムを上回る記録で走りましたが、後半さすがに伸びず、もう中学生に追い抜かれ井出らっきょに突き放されました。井出が51歳になってもまだまだ走れることにも驚きましたが、もう中が意外と速いのもビックリ。

 来週はテニス対決でマルチナ・ヒンギスが登場するそうです。これは先月ヒンギスが来日した時にヒンギスと一緒にイベントに参加していた山本麻友美プロから話は聞いていました。僕と山本プロの力量差から考えると、テニスに本気で学生時代に打ち込んでいたレベルの選手じゃないと、真剣勝負ではヒンギスにまともに対抗できないと思いますから、きっと変則ルールでの勝負になるでしょう。山本プロによれば意外と芸人チームも巧かった奴がいたということなので、どういう内容になるのか楽しみにしています。


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