幹事クリタのコーカイ日誌2011

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10月2日 ● ソフトバンクがぶっち切り優勝、でも。

 ソフトバンクホークスがパ・リーグで2年連続の優勝を決めました。毎年ペナントレースでは強さを発揮するソフトバンクですが、今年はことのほか強かった。途中までは日本ハムとのマッチレースでしたが、終盤に日本ハムが失速したのに対し、最後まで変わらない強さを発揮。優勝を決めた昨日の時点で2位日本ハムに13ゲームという大差をつけていました。

 長打力も機動力もあり、しっかりしたエースがいて、シーズンを通して戦う戦力が整っているという意味では本当に強いチームだと思います。タレントが揃い過ぎなくらいです。投手陣は質量ともに豊富、野手は故障者が続きましたが、それを今年補強した内川、細川、カブレラら層の厚さでカバーしました。ただ問題は毎年のことながらポストシーズンに弱いこと。ペナントレースでは故障者やスランプの選手をカバーできる圧倒的な選手層の厚さも、短期決戦では使い切れない余剰戦力となってしまいます。

 パ・リーグの3位争いは熾烈を極めているので、まだどこが勝ち上がってくるかわかりませんが、相手が日本ハムにしろオリックスにしろ西武にしろ、どのチームにも短期決戦ならソフトバンクに勝てる十分なチャンスがあります。日本シリーズに進出するチームの予想はかなり難しいです。

 ただ、今年に限ってはソフトバンクに本当に勝たせてやりたいと思います。なにせこれだけぶっち切りの優勝です。それでパ・リーグの代表じゃないなんて本当におかしな話です。興行的にはクライマックスシリーズをやりたいでしょうが、だったらせめてハンデとして必ず毎試合ソフトバンクに最初から3点が与えられているくらいのことはしてやっても良いでしょう。それくらい今年のソフトバンクの優勝は素晴らしかったと思います。

 さて、ついでにセ・リーグですが、中日がじわじわとヤクルトを追い詰めています。まだ直接対決が5試合も残っているのですから、逆転優勝も十分に可能。落合監督のラストイヤーだけに、リーグ優勝してのシリーズ制覇という「完全な日本一」を果たしてもらいたいものです。




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