幹事クリタのコーカイ日誌2011

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9月20日 ● 手加減するにも熟練がいる。

 昨日はサークルの練習に山本麻友美プロに参加してもらってレッスン会をしました。最近はレッスンと言っても事細かに指導してもらうわけではなく、ずっとゲームを一緒にやってもらっています。ゲームの中でプロに好きなようにあしらわれて、自分の弱点を自ら思い知るというマゾッ気たっぷりの練習会です。

 山本プロとはもう1年半もこうしてテニスをしてもらっているので、僕自身はどういうテニスをすればある程度戦えるカタチになるか、逆にどういうことをするとやられてしまうかが把握できるようになってきました。もちろん、それはプロの側からも同じことが言えるわけで、僕の癖も限界も把握されていますから、相変わらず上手にあしらわれてやられています。しかし、他のメンバーはそれほどプロとはテニスしていない者も多く、実力も「まだまだだね」という人もいれば、プロからサービスエースが取れるくらいの上級者までいろいろです。

 昨日のゲームでは8人の男性メンバーが入れ替わりプロとゲームをしましたが、そんなレベル差がある相手に対し、プロが上手に手加減をしてゲームをしてくれました。扇風機の風力を「弱・中・強」と変えるように、相手によって適当に緩くやさしいボールを打っている時と、ガツンと目の覚めるような強烈なボールを打ってくる時と使い分けていました。

 ただ、我々とテニスを始めた頃はプロ本人も「どれくらい手加減して良いのかわからなかった」と言っていたように戸惑っていたようです。なにせそれ以前は現役だった訳ですから、手加減しながらテニスをするという経験自体が少なかったことでしょう。たとえコーチをするにしても、相手が競技としてテニスをしている選手なら手加減の必要はあまりありません。

 今は素人相手に適度にラリーが続くように上手に「弱・中・強」を切り替えてくれています。恐らく手加減が熟練してきたのでしょう。ただ僕個人としてはなるべく「強・強・強」の状態でガンガンと打ってきてもらいたいので、自分がその相手になるレベルに早く達することができるように努力あるのみです。




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