幹事クリタのコーカイ日誌2011

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9月19日 ● 小田和正ドームライブ。

 昨日はナゴヤドームで行われた小田和正のライブに行きました。数万人の客を相手に一人で立ち向かう小田。単に歌う、演奏をするというだけではなく、ドームの中を常に歩き、走り、時には自転車に乗って、ファンに手を振り声をかけていきます。明日には64才になるという年齢を考えると、そのパワフルさは称賛に値します。オフコース時代を思うと、ここまでファンサービスをする人だったかな、と不思議に思うほどの熱演でした。

 歌ったのは最近の曲が中心でしたが、年配のファンに向けてオフコース時代の曲もちょっとだけ。『秋の気配』『愛を止めないで』『Yes-No』などですが、正直僕のように40年近く聴いてきた人間としては、オフコース時代の楽曲の方が思い入れが深いので、もっと昔の曲を歌ってくれればなぁとは思いました。

 約3時間にわたる熱演で、本当に頑張っていて素晴らしいと思いましたが、残念だったのはちょっと喉を痛めているんではないかという感じで、声が荒れていて出ていなかったこと。本来はもっと澄んだハイトーンが魅力のはずですが、ハスキーになっていて少し低い。声だけ聴いていると小田和正ではなく徳永英明か西川貴教かという感じ。もちろん歌い方は相変わらずの「小田節」なんですけど。あとドームだから、遠い、音響が悪い、椅子が狭くて硬い、などの不満は仕方ないのでしょうが、アイドルならともかく、小田のような歌手にはドームは不向きだとは思います。

 それにしても小田と同年代の歌手でこれだけのライブをこなせる人間はどれほどいるでしょう?素直に凄いと思いますし、どこまでこのパフォーマンスを維持し続けられるのか興味もあります。若い頃にはそれほど生命力が強そうな人には思えなかっただけに、晩年になってこれだけパワフルになるというのは驚きです。

 ちなみに個人的にはサックスの園山光博が素晴らしかったです。オフコース時代からサポートメンバーとして活躍しているプレーヤーですが、格好いい大人の男のサックスでした。今度真似して『Yes-No』のイントロを吹いてみようかしらん。




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