幹事クリタのコーカイ日誌2011

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9月2日 ● 通夜の席で3才にだけ見えたもの。

 義父の葬儀には千葉に住んでいる僕の弟夫婦が姪を連れてきてくれました。義妹や姪たちにはほとんど関係ない人の葬儀なのに、わざわざ千葉から来てくれたのは、今年のお盆にこちらに来られなかったという思いもあったからでしょう。正月以来会う姪1と姪2。7才と3才になって可愛い盛りです。

 そう言えば4年前の義母の葬儀にも彼らは来てくれて、その時に3才の姪1に「何才?」と聞くと、指をVサインのカタチにして「5才!」と答えて大人たちの笑いを誘っていました。今回姪2に同じように「何才?」と聞いたのですが、彼女はモジモジするばかりで姉と同じボケはしてくれず残念でした。

 代わりに姪2は姉とは違うパフォーマンスを披露してくれました。通夜の日に親族で食事をしていた時。歩き回って(走り回って?)いた姪2は、いきなり立ち止まると上空を見つめながら指をさして「あれ〜?」と言い始めたのです。もちろん、上には何もありません。虫が飛んでいたわけでもないし、風船が浮かんでいるわけでもなく普通の屋内です。姪1に何か見える?と聞いても首を振るばかり。何かが見えているのは3才のロクに口もきけない姪2だけのようです。

 大人はもちろん小学生にすら見えないものが彼女にだけ見えているとしたら、まだ横で寝ている義父の霊くらいなものでしょう。通夜の席できゃーきゃーと走り回っている姪1と姪2を見て、ふわふわと漂ってきたのかも。うるさいと思ったのか、楽しそうと微笑ましく思ったのかはわかりませんが、多分義父も賑やかな通夜の席を喜んでくれたのではないかと考えることにしました。




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