幹事クリタのコーカイ日誌2011

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8月18日 ● 人に教えて貰えるのは楽しい。

 名古屋は昔から「芸どころ」と呼ばれていて、お稽古事が盛んな土地柄です。特に若い女性は茶道・華道を始めさまざまな習い事をするのが当然のように思われていて、今でも英会話とかヨガとかに通っている人がたくさんいます。これは都市圏の割に実家暮らしでお金も時間もあるお嬢様が多いからでしょう。

 僕は周りに比べたら貧乏育ちだったので、書道以外に習い事はしたことがありませんでした。書道だけは母親がずっとやっていたので当然のごとく自分も通わされましたが、それも中学入学と同時に「勉強と部活」を言い訳にして辞めてしまいました。もっとも高校に入っても県の高校美術展に出品したりしていましたから、完全に書道と縁が切れたのは社会人になってからですが。

 それから20数年、全然筆を持ったこともないので、最近は久しぶりに書いてみたい気がしています。どうせやるなら改めて先生について習ってみたいと思います。我流で自己満足するのは好きではないし、何より最近は人に教えてもらえる楽しさと喜びを満喫しているからです。

 テニススクールに通い始めて3年半。サックスのレッスンを受け始めてから2年。そして山本プロとの練習会を始めて1年半。先生になる人がいて、毎回きちんと責任を持って教えてもらえることが何と幸せで楽しいことかと、この年齢になるとよくわかります。学生の頃はそれが日常であったために何とも思わないどころか「鬱陶しい」「面倒くさい」などと感じていました。社会人になってからは逆に教えることも増えましたが、教えるよりも教えられる方が当然受け取るものは多いのです。

 まあ学生の頃よりも今の方が教わるのが楽しいのは、先生との関係性の変化もあるからだと思います。先生と言えども相手はずっと年下ですから、きちんとこちらに敬意を示しながら教えてくれます。学生の頃のように全て上から下というわけではないので、教わっていても気持ちが良いのです。習いたいことを気持ちよく教えてもらえれば、誰だって楽しいし上達します。

 と言うことで、書道も改めて教わりたいと思っているのですが、他にもやってみたいことは多いし、お金もかかるし、時間も捻出しなくてはならないので、いまちょっと悩み中。それに全く経験のないことの方が新鮮だし、グングン上達するだろうから楽しいかもとも思っています。書道はきっと「なんて下手になったんだ」って初めのうちはイライラするに決まっていますからねぇ。




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