幹事クリタのコーカイ日誌2011 |
8月9日 ● 小指の思い出。 サックスのレッスンをしていて、どうにも左右の小指の動きが悪いことがわかりました。サックスで使う小指というのは他の指に比べれば頻度は多くありませんが、その代わり複数のキーを押すので器用さが必要です。ところがこれまでの人生で小指だけを複雑に動かした経験が思い出せないくらい皆無に近いので、いざ小指を使おうとしても、なかなか思ったように動いてくれないのです。 この2年間は、あまり小指を頻繁に動かすような曲をやってきませんでした。だから小指が不器用でも何とかなってきたのですが、先生がこの先に進むにはもう一度スケールをしっかりやり直そうということで、複雑なシャープやフラットのついたスケールをやり始めた途端に小指の動きの悪さが露呈してしまったわけです。 まず小指に力がない。遠いところを素早く強く押さえられない。関節の柔らかさもないので小指が開かない。薬指と独立して動かすのが苦手で、つい一緒に動きそうになってしまう。これらの問題を解決するためには、小指をとにかく動かして練習するしかないということで、先生に言われるままに小指の練習をしたところ、自分でも思った以上に小指が動くようになってきました。 小指と言えども体の一部なので他の部位と同様、筋力をつけることとストレッチをすることで、より速く正確に動くようになります。もちろん、小指だけではなく他の指もサックス用に鍛えていかないと動かないわけですから、日々の鍛錬が必要なんだなぁと改めて痛感しました。人生初めての「小指の思い出」です。
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