幹事クリタのコーカイ日誌2011 |
8月6日 ● マンハッタン・ジャズ・クインテット。 最近すっかりジャズのライブハウス通いが趣味になりつつあります。特に金曜日の夜は、ライブを聴いて帰るには最高のシチュエーション。昨日は家族が七夕祭りに出かけてしまったので、そちらには付き合わずひとり悠々と名古屋ブルーノートに「マンハッタン・ジャズ・クインテット」を聴きにいってきました。 世界的にMJQと言えば「モダン・ジャズ・カルテット」のことを指すそうですが、日本では往々にしてこの「マンハッタン・ジャズ・クインテット」になります。日本向けのジャズバンドだけに当然と言えば当然なのですが、それだけではなく僕のようなジャズ初心者にもわかりやすいプレイが受けているのでしょう。 今回来日したメンバーはピアノのデヴィッド・マシューズ以外は一新されています。マシューズもライブのMCで「マンハッタン・ジャズ・ニュー・クインテット」だと言っていたように、ウォルター・ホワイト(tp)、クリス・ハンター(sax)、ジョン・バー(b)、ジミー・マディソン(ds)というクインテットは全く今までとは違うプレーヤーたち。しかし、MJQはMJQ。演奏はとてもわかりやすくしかも楽しいものでした。スタンダードが中心ですが、今回の東日本大震災のために作ったという「プレイ・フォー・ジャパン」という曲も披露してくれました。 僕はどうしても自分が吹いているサックスに目がいってしまうのですが、今回はウォルター・ホワイトのトランペットが最高でした。華やかで力強くしかも楽しげ。踊るような跳ねるようなプレイは、夏祭りのこの時期にピッタリだと感じました。もちろん他のプレーヤーたちも良いのですが、主役はあくまでもペットという感じでサポートしているようでした。 さて、9月の名古屋ブルーノートには小林香織、デイブ・コーズ、MALTAと注目のサックス奏者が次々とやってきます。できたら全部聴きに行きたいのですが、さすがに金銭的にも時間的にも1ヶ月に3回のブルーノート通いは辛いかも。この中から選ぶとしたら誰か、ずっと迷っています。やっぱりデイブ・コーズかな?彼のCDを聴いてサックスってカッコイイと思ったのですから。
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