幹事クリタのコーカイ日誌2011

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7月30日 ● 落ち込んだ時のセルフチェック。

 昔から僕はよく自分の現在の状況を7項目に分けてセルフチェックしています。それは(1)健康、(2)お金、(3)家族、(4)仕事、(5)趣味、(6)恋愛、(7)友達の7つです。それぞれについて今どういう状況か、順調なのか問題があるのか、問題があるとすれば解決方法はあるのか、なければ無視もしくは我慢できることなのか、などをチェックして、総合的には「問題なし絶好調」とか、「少々一部に難ありだけど何とかなる」とか診断します。

 なぜこんなことをする必要があるのかと言うと、生きていると時々やたらと気が塞いだり落ち込んだりすることがあるからです。「あーもうやだやだ」「何にも面白いことも楽しいこともない」なんて思う時ってありますよね?そんな時に「自分は一体なにがイヤで何が不満でこんなつまらない気分になっているのか?」を理解しようとすると、こうして各論をきちんと把握していくことが必要だったのです。この7項目は生きていく上で重要な7つの柱であり、それだけに悩みの原因ともなることだと僕は思っています。

 「なんかつまらない」と思っていても、よくよく考えてみると、引き金になっていることが大抵あります。そこから始まって、日頃から何となく面白くないと感じていることもひっくるめて全部「つまんない!」となって落ち込むのです。しかし、実はその1つを解決するだけで他のこともまるでオセロの黒が白に代わるように好転することがあります。だからまず一番落ち込んでいる原因を突き止めて、実はそれ以外は大した問題ではないことを確認する作業を行えば、ただ闇雲に落ち込んでいるよりもはるかに早く立ち直れることが多いのです。

 健康面はちょっと腰が痛いけど大きな問題はないし、とりあえずお金も充分ではないにしろすぐに困るほど逼迫もしていない。家族も仕事も大して良いこともないが大きなトラブルも抱えていない、趣味はまあ順調、問題は恋愛と友達関係で、ここがどうもスッキリしないことが多いなぁ、問題のコアになっているのは先日アイツとちょっとすれ違って気まずいことになったことが発端か、などと分析できたら、後は解決方法を探るか、時期を待つだけ。でもこの分析をしないと、腰も痛いし、お金もないし、仕事は面白くないし、喧嘩してるし、と全てダメな気がして落ち込むばかりです。小さな不幸を拡大して受け止めていては人生楽しくありません。

 なんでこんなことを書いているかというと、元メジャーリーガーの伊良部秀輝が自殺したからです。42才。詳しいことはわかりませんが、どうやら発作的な自殺だったようです。もし伊良部が先行き不安で気持ちが塞ぎ込んで突然に死にたくなったのだとしたら、僕にはその気持ちが理解できなくはありません。だからこそ、僕にとってはそうならないために考案したセルフチェックです。もし僕と似たタイプの人がいたら、ぜひやってみてください。少しは気持ちが楽になりますから。




twitterでもつぶやいています@kanjikurita

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