幹事クリタのコーカイ日誌2011

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7月9日 ● 「好き」なだけでは続かない。

 東海地方は昨日梅雨明け宣言が出されました。一昨日の雨が梅雨の最後ということなのでしょうが、正直観測史上最高気温をマークした6月下旬には梅雨明けしていたのではないかと思います。あれ以降は雨が降っても夕立みたいで、もう真夏の雨だなぁと感じていましたから。

 まあ梅雨明けがいつであろうと、それはあくまでも気象庁が勝手に決めていることで、日々空を見ながら暮らしているこちらにとってはあまり関係ありません。毎日週間天気予報をチェックして「週末は晴れるかな?テニスできるかな?」と心配しながら25年。かなりの精度で週末の天気を読めるようになってきました。人間、必要があればどんなことでも上達するものです。

 ただ上達ということで言えば、「必要」よりも強いのは「好き」だと思います。「好きこそものの上手なれ」という諺があるように、好きなことには誰だって高い集中力を発揮してグングン上達していきます。テニスを長年していると初級者から一気にうまくなる人は本当に「テニス好き」で、実際何を差し置いても、どんな無理をしてもテニスコートに立っています。それは単なる「好き」を超えて「はまっている」状態です。

 そういう人はどれくらいテニスをしているかと言うと、平日はフルタイムで働いている人なら週末はもちろん平日夜も週に1〜2回テニスをしていますし、働いていない主婦なら平日はほぼ毎日、それに週末も土日のどちらかで「週6」というレベルです。もちろんそれ以上という人もいます。常人からしたら「ちょっとおかしいんじゃない?」と思われるくらいなんですが、部活でもプロでもないのに毎日テニスをしている人は世の中に意外と多いし、それくらいやらないと「好き」とは認められないようなところさえあります。

 問題はそれくらいの頻度でテニスをすると、かなりの確率で体を壊すこと。プロはきちんと専門のトレーナーとかいて体のメンテナンスもしていますが、素人はやりっぱなしでケアなんかしていない人が大半。筋力もプロに比べたらはるかに劣るし、そもそも若くないので再生回復能力もありません。結果、毎日テニスの人が数年でバーンアウトしてしまうことになります。

 長年テニスをしていると、「これ以上やったらヤバイ」というラインが見えてきます。僕なら週3までは大丈夫ですが、週4になると黄信号が灯ります。そこを見極めて「そこそこ太く、ずっと長く」続けることが大事だと思います。「好き」なだけで突っ走るとダメなのは、テニスも恋愛も一緒です。




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