幹事クリタのコーカイ日誌2011

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6月28日 ● 『JIN-仁-』完結。

 HDDレコーダーに録画してあったドラマ『JIN-仁-』の最終話前後編2週分を一気にまとめて見ました。合わせれば3時間という長編映画の長さになりますが、全くその長さが苦にならないほどに面白く見ることができました。

 このドラマの面白さは以前にも書いたように人気の出る要素を全て取り込んでいることにあります。医療ドラマであり、幕末時代劇であり、恋愛ドラマであり、SFミステリーでもあります。人気マンガが原作、キャストは豪華、主演の俳優はプライベートでも熱愛中という噂もあり、しかも同じ時代をテーマにした大河ドラマを挟んだことによる相乗効果もありました。これでヒットしないわけはない、という図式です。

 しかし、それだけ企画書上の長所を並べたところで、実際に面白いドラマになるかどうかはやはり脚本家や演出家、そして俳優たちの力次第です。現場が頑張らなければ文字通り「企画倒れ」になるわけで、その点でも脚本を始め各分野の専門家がよく頑張ったドラマだったと思います。

 ドラマ好きにはいろいろツボにはまったところもあったでしょう。例えば佐藤隆太、桐谷健太、小出恵介が揃うと『ROOKIES』じゃん、そう言えば同じTBSだよなぁとか。去年坂本龍馬と中岡慎太郎を暗殺した市川亀治郎が中岡慎太郎役で出てきたりするのも面白いし。もちろん、そういう脇道だけではなく、主要キャストもピタリとはまっていて、『龍馬伝』と比べても、龍馬も勝も西郷もこちらのキャストの方がイメージに近いと感じられました。

 まさにTBS開局60周年ドラマに相応しい質の高いA級のドラマでした。これからもこのレベルのドラマが年に1作でも良いから作られたら良いなと思います。




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