幹事クリタのコーカイ日誌2011

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6月21日 ● ウィンブルドン開幕。

 テニス界最高のビッグイベントであるウィンブルドンがいよいよ昨日から始まりました。全仏からウィンブルドンのこの時期こそ、テニスファンにとっては寝不足に悩まされる季節。深夜までテニス観戦をしていると、この季節はすぐに夜が白んで日が昇ってきちゃうんですよねぇ。

 さて、男子の優勝争いはほぼナダル、ジョコビッチ、フェデラーの3強に絞られるでしょう。第4の男、地元マレーも期待は高いと思いますが、3強には一歩譲ります。本来なら全仏で絶好調のテニスを見せて復活期待大のフェデラーを一番手に推したいところですが、第3シードゆえにまたジョコビッチ、ナダルとの連戦になります。全仏同様に準決勝のジョコビッチ戦で全力を使い切ってしまうと、決勝のナダル戦で途中からガス欠に陥るかも。なにせ大会後には30才になるベテランだけに2週間の5セットマッチを乗り切る体力があるかどうか。得意の芝でどこまで省エネできるかが鍵でしょう。

 ドローとしてはジョコビッチが恵まれました。フェデラー戦までほとんど苦戦しそうにはありません。ナダルはちょっと難敵が多いドローですが、こちらもマレー戦までは問題ないのではないかと思います。マレーは準々決勝でロディックとの「アンディ対決」が待っています。「ウィンブルドン現象」は今年もまだ続きそうな気がします。

 日本期待の錦織圭は1回戦でかつてのチャンピオンであるヒューイットと対戦します。ビッグネームですが現在は怪我で大きくランキングを落としているし体調も万全ではなさそうですから、ここはチャンスです。もっとも勝つと第5シードのソダーリンです。厳しいドローに入ってしまいました。もう1人日本男子として出場している添田豪はツォンガに当たります。これもかなり厳しい相手ですが、添田の場合は相手が誰であっても格上ですから思いきっていくしかないでしょう。

 ちなみに1回戦でもっとも注目の対戦はイズナーとマウ。昨年11時間を超える驚異のロングマッチを戦った2人がまた対戦します。まさにこれは神のいたずら。本人たちはもうやりたくないことでしょうが、今回はあっさりと勝負がつくのか、再びロングマッチになるのか。

 女子は大混戦で本命がいないので全く予想がつきません。ウォズニアッキ、ズボナレワ、リーナ、アザレンカのトップ4シードよりも、それ以下の優勝経験者たち、ウィリアムズ姉妹とシャラポワの方が可能性がありそうです。日本勢はすっかりグランドスラム常連になった森田あゆみとクルム伊達公子に加えて土居美咲が予選を突破して出場します。伊達はずっとグランドスラムでは1回戦から厳しいドローが続いていましたが、今回は楽な相手で完勝しました。そして2回戦は芝のコートに異様に強いヴィーナス・ウィリアムズ。とは言え伊達も芝は得意だけに面白い試合になると思います。ヴィーナスの体調次第という気はしますが見逃せません。




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