幹事クリタのコーカイ日誌2011

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6月2日 ● サマータイムよりも在宅勤務でしょ。

 6月から節電のためにスーパークールビズやら勤務時間の短縮やらサマータイムやらを導入した企業が多いそうです。残念なことに昨日は結構肌寒くて、アロハなんか間違って着てきたらバカみたいでしたが、きっとそういうお調子者もそこそこいたんでしょう。

 まあアロハはともかく、ネクタイを外し上着を脱ぐことは当然のことととして、ポロシャツくらいはどこの会社でも構わないんじゃないかと思います。僕は仕事柄ネクタイをすることも年に数回ですし、夏はTシャツかポロシャツで、ジャケットは持って歩くだけ。ボトムはジーンズですが、できたら短パンにサンダルにしたいくらいです。それでも真夏は暑くてたまりません。そんな日本で節電しようというのですから、みんな思い切って服装の常識を変えた方が良いと思います。

 と言うことで、クールビズは良いのですが、サマータイムは節電に本当に効果があるんでしょうか?1時間早く仕事を始めて1時間早く仕事を終わる。はて、それでどこが節電になるんでしょう?明るいうちに活動をして暗くなったら早めに寝るから?明るいうちに活動すれば照明は確かに必要ありませんが、その代わりに冷房は必要です。明るい=暑いですから。日が暮れて涼しくなってから活動した方がもしかしたら冷房要らずで節電できたりしませんか?

 なにより問題はピーク時の電力消費量です。真夏の真っ昼間の12時〜15時あたりに節電することが最大の課題なのに、サマータイムを導入しても全くそこは変わりません。もちろん朝4時から働きはじめて昼12時に終業という「スーパーサマータイム」でも導入するなら別ですけどね。

 僕の考えでは、サマータイムを導入するよりも昼間はオフィスを閉ざして、基本は在宅勤務にする方がずっと節電できます。オフィスは11時〜16時は無人にします。出社するなら朝か夕方のどちらかを選択することに。どうしてもオフィスで処理しなければならないことや、みんなで顔を合わせて打ち合わせが必要な場合はその時間にまとめて済ますのです。そうすればヒートアイランド現象も緩和できるし、通勤ラッシュも減るので電車の本数も間引けます。これだけ携帯電話とネットが普及しているのですから、在宅勤務でもかなり仕事はこなせるはずです。

 これは始めればそのうち夏だけではなく年中そういう勤務形態が普通になるでしょう。日本人の働き方が変わる良いきっかけになるので、ぜひ在宅勤務を導入してもらいたいです。実際ごく一部の企業で始めたところもあるそうです。ま、ずっと家にいるなんて嫌がる人の顔も思い浮かびますけどね。




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