幹事クリタのコーカイ日誌2011

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5月31日 ● アクセス数とかランキングよりも。

 以前にも書いた話ですが、こうして長年にわたって毎日ブログ(本家はブログではなくHTML版のweb日記なんですが、まあブログの方がアクセス数多いしブログってことで)を書いていると、ネタによってアクセス数だのランキングだのがどう変動するか大体予想がつきます。

 アクセス数が増えるのは芸能ネタか政治ネタです。特にテレビ番組の話題を取り上げるとアクセス数アップ間違いなしです。視聴率の高いドラマの話題はみな食い付きます。芸能人のゴシップ系ネタもキラーコンテンツ。政治絡みの時事ネタも反応は良いです。スポーツネタはサッカーは良いですが、野球はイマイチ、相撲はダメ、テニスはもっとダメ。全仏オープンの話を書いてもアクセス数は見事なまでに伸び悩みます。

 日常雑記は意外に反応が良いです。五十路のオヤジの日常なんて誰が興味あるのかと思いますが、自分の身の回りの話でも一応それなりに読んでもらえるのはありがたいことだと思います。かつてはMっちゃんを筆頭に身近な人の面白い話もいろいろ書いてきましたが、最近はそれも難しくなってしまいました。いくら匿名にしたところで、僕の周りの人間が読めばすぐに誰のことかわかるし、昔のように読んでいる人間が限られていれば笑い話で済んだことも、最近は影響がどこに及ぶかわからないので、おいそれとネタにできなくなってしまいました。Mっちゃんが今年になってまだ一度も登場していないのは、単に彼が昔ほど面白くなくなったという理由だけではないのです。

 この「コーカイ日誌」を書き始めたのは15年も前。当時のネット界は本当に牧歌的な時代で、そもそもインターネットを知っている人間の方が少なく、会社などで触れたことがある人は10人に1人くらい、ましてや個人でメールアドレスを持っている人間は100人に1人、自分で個人サイトを立ち上げている人間は10万人に1人くらいじゃないかと思うほど希少でした(数字は全て僕の体感なので適当です)。当時テニスサークルのサイトを探しましたが、自分の作ったものを含めて全国で10サークル程度しか見つけられませんでした。

 恐らく個人で毎日ネット上に日記を書いている人間は1000人単位で、日記のリンク集は頑張ればほとんどの日記が読めてしまうほどのボリュームしかありませんでしたし(僕が書き始めた頃「日記猿人」の登録数は500程度でした)、そもそもweb日記を読んでいる人間なんて、書いている人間だけじゃないかと思うほど同人誌感覚の世界でした。

 話が逸れましたが、ことほどさように当時と今とでは読み手が全く違うのだから、受けるネタ、アクセス数が伸びるネタも変わってくるのは当然です。始めた頃はもっとアクセス数を意識していたので何を書けば受けるのか考えていました。ただ以前にも書きましたが、今は一番意識している読者は「未来の自分」です。5年後、10年後に自分が読み返して「面白い」「懐かしい」「なるほど」と思えるように書いています。だから少数の読者しか喜ばなくてもテニスネタは欠かせないのでご了承いただきたいと思います。




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