幹事クリタのコーカイ日誌2011

[ 前日翌日最新今月 ]


 
5月25日 ● 全仏オープン1回戦。

 全仏オープンが始まって3日。1回戦がほぼ終わりました。男子の3強の試合をWOWOWでライブで観戦しましたが、3人ともそれぞれの戦いで勝ち上がりました。安定感があったのはやはり今年絶好調のジョコビッチ。デ・バッカーを全く相手にせず6-2、6-1、6-3の楽勝。好調さが窺えました。

 フェデラーは難敵フェリシアーノ・ロペスを相手にいかにもフェデラーらしい華麗なプレーを披露。6-3、6-4、7-6とストレートで完勝でした。各セットのスコアは競り合いましたが、要所ではサービスエースを決めるなど、まだまだ余裕がある戦いぶりで、今大会「第3の男」として2度目の優勝を虎視眈々と狙っている感じでした。

 もっとも苦戦したのはナダル。相手がビッグサーバーのイズナーだけに競るとは思いましたが、まさか先に2セットを奪われるとは思いませんでした。6-4、6-7、6-7とここまでは完全にイズナーのペース。しかし、さすがに追い込まれてからの粘り腰こそが本領のナダル。第4セット6-2、ファイナル6-4と連取して逆転勝ちを収めました。

 楽勝のジョコビッチ、完勝のフェデラー、辛勝のナダルと三者三様にはなりましたが、いかにも3人の個性が出た勝ち上がりだっただけに、やはり3人とも強さを感じさせる戦いぶりでした。この調子でいけば大会前の予想通りの展開になると思います。

 なお日本人選手ですが、錦織圭は完勝、森田あゆみは逆転勝ちでそれぞれ日本ナンバー1らしく2回戦に進みましたが、クルム伊達公子は世界1位のウォズニアッキに何もできずに完敗。初出場の波形純里も緊張のせいか力を発揮できず敗退、同じく初出場の添田豪は健闘しましたが相手が第12シードのユーズニーということもあり力負けしてしまいました。まあ全員が実力通り、ランキング通りの結果ですから仕方ありません。

 残る錦織と森田が今後どこまで勝ち上がれるかですが、錦織は3回戦のフェレール戦が山場です。かつて全米で勝って世界を驚かせた再現を期待したいところ。森田は2回戦ウィックマイヤー、3回戦ラドワンスカ(もしくはミルザ)ですが、格上とは言え勝てない相手ではありません。4回戦にシャラポワと当たるまで勝ち上がれれば素晴らしいのですが。そろそろ森田が大輪の花を咲かせることを期待したいと思います。




twitterでもつぶやいています@kanjikurita

gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」