幹事クリタのコーカイ日誌2011

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5月19日 ● 大相撲八百長調査も終結。

 大相撲名古屋場所が本場所として開催されそうな流れになってきました。八百長問題の解明をしてきた特別調査委員会が「終結宣言」を出したことで、本場所開催の手続きは整ったということのようです。まあこのあたりで手を打つというのが大人の「落としどころ」なのでしょう。

 25人も追放したのに、これ以上調査を続けてさらにリストラをしたら相撲協会自体が体を成さなくなります。目的は大相撲を潰すことではなく、浄化することなのでしょうから、どこかで線を引かないとキリがありません。

 技量審査場所と名付けた今場所では、ガチンコで基本的には戦っていると思われますが、結果はこれまでとあまり大差ありません。やっぱり白鵬は強いし、大関陣は適当に勝ったり負けたりだし、ガチンコで知られる稀勢の里は波が大きいし、外国人力士上位なのも変わりません。と言うことは、基本的には実力差の前提がある上で、力士たちがこれまでは星のやり取りをして微調整をしていたということなのでしょう。全く勝てないほど弱い力士が星を買うだけ買ってその地位を保持していたというのは大げさ過ぎる話なのかも。まあそれがわかっただけでも良かったのかも知れません。

 今後はできる限り八百長がないように目を光らせるという条件の元で、これまで通り場所は開催されていくのだと思います。これまでよりは八百長がやりにくくなる以上、ますます日本人力士が大関横綱に昇進することは難しくなるかも知れませんが、それもまた時代の流れ。ウィンブルドンでイギリス人が優勝しなくてもウィンブルドンが盛況のように、大相撲も外国人力士ばかりが優勝を争っていても、土俵の充実さえ保てれば人気は維持できるのだと思います。久しぶりに名古屋場所を見に行ってみようかな。




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