幹事クリタのコーカイ日誌2011

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4月14日 ● 28周年のTDRは僕の「同期」なのだ。

 明日4月15日は東京ディズニーランドの開園記念日。1983年の同日にオープンしたTDLはその後に施設の拡充を続け、今は「東京ディズニーリゾート(TDR)」と呼ばれています。2つのテーマパークに加えて、シアターやホテル、ショッピング施設を含めた複合体です。施設全体が使う電力が東京ドーム10個分、一般家庭6万世帯分に相当する約57万kW/hを消費するということで、東日本震災後ずっと営業停止してきました。しかし開園28周年記念日の明日から再び営業を再開するということです。

 ただし、当面の営業時間は夜6時までとし、ディズニーシーは休業のまま、また一部アトラクションも行わないなど、完全に復活するのはまだまだ先のことになりそう。魔法の王国は魔力ではなく電力で動いているようですから、関東の電力事情を考えるとやむを得ないことですがちょっと残念です。人々に夢を見せてくれる場所なんだから、早くまた元の姿に戻って欲しいと思います。

 僕はTDRにそれほど何回も行っているわけではありません。確か新入社員時代に同期と1回、その数年後に会社の同僚たちとグループで1回、子どもが生まれてから家族で2回の計4回だけです。それほど熱心なディズニーファンではないため、どうせ東京に行くなら舞浜よりも有明に行ってしまいます。有明でのテニス観戦は初めて行った2004年以降7年間で6回になりますが、TDRにはもう10年以上行っていません。

 ただ初めて行った時にはさすがに印象的でした。初体験は1983年4月後半のこと。そう、オープンして間もない時期です。当時新入社員研修中でずっと会社の成城の寮に住んでいました。同期がみんなで日曜日にディズニーランドに行くからと誘われたので、あまり予備知識もないままに連れていかれたのを覚えています。

 ところが前日の夜に僕は歌舞伎町のゲームセンターで高校時代の友人と遊んでいて財布を掏られてしまいました。コンビニにATMもまだない時代(というか、そもそもコンビニがほとんどなかった)ですから、土曜日の夜に財布を失うとお金をおろすこともできず一文無しです。幸い寮の連中が憐れんでいくらか貸してくれたので、その現金を裸で持って行って、ディズニーランドに入るや否や、まず最初にミッキーの財布を買ったのを覚えています。

 今ほど混雑もしていなかったので、日曜日と言えども人気アトラクションはせいぜい50分待ちくらい。丸一日たっぷり遊んできました。当時一緒に行った同期とは今や誰も連絡を取っていないどころか、誰がいたかさえほとんど記憶にありませんが、男が女より2人多いことだけは覚えています。なぜならスペースマウンテンに乗る時に1組だけ男女ペアになれず男同士で座ったからです。2回乗って、ジャンケンに負けて2回目は男同士だったから、それだけはよく覚えています。1回目は隣の女の子とキャーキャー騒いでいたのに、2回目は白けた気分で冷静そのものでした。あんなに冷静にジェットコースターに乗ったのは、50年の人生であの時だけです。

 TDR28周年ということは、「同期」である僕も入社28年が過ぎ29年目に入ったということです。なにせ同期ですから、TDRもそろそろくたびれてくる頃ですが、時代の荒波に負けず、まだまだ頑張って欲しいものです、なんて、僕に言われなくてもディズニーのことですから頑張ると思いますけど。




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