幹事クリタのコーカイ日誌2011

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3月23日 ● 西日本の地方球場開催、延長戦ありでどう?

 プロ野球の開幕時期問題が未だに決着がつきません。パ・リーグは早々に開幕を4月12日まで延ばしたにも関わらず、セ・リーグは当初3月25日開幕、その後に29日開幕としましたが、4月5日から早くもナイターを行うとしていて、各方面から一斉に非難を浴びています。当然です。

 野球が被災地に勇気を与えると言っていますが、それはきちんと被災地やその周辺の感情を考えての場合であって、身勝手で一方的な理屈で野球をやってもかえって反発を買うだけです。阪神も中日もヤクルトも慎重になっているのに対し、巨人だけが、ナベツネだけが、ゴリ押しの姿勢を崩しません。この老害は長年にわたって完全に野球界の癌になっていますが、それを押さえ込めない他球団のオーナー、そして何よりコミッショナーの力の無さが問題です。

 ただ僕の予想ではさすがのナベツネも今回ばかりは折れざるを得ないと思います。ここまで反対論が強い中で強行すれば、また読売新聞の不買運動が起きます。そこまで早期開幕にこだわる理由がわかりませんが、きっと巨人首脳部、読売新聞や日本テレビの経営陣も内心困り果てているのではないでしょうか?

 さて、東電によれば首都圏の電力不足は今年いっぱいかかりそうだということです。原発だけではなく、火力発電所の復旧にも相当の時間が必要らしいです。となると、開幕を少々ずらしたところで今シーズンは節電しなくてはいけないことに変わりありません。夏場の電力需要期には東京ドームはおろか、横浜スタジアムや神宮球場でのナイターすら難しいのです。

 こうなったら関東及び東北のチームはデーゲーム以外本拠地での開催を諦めるしかありません。巨人、ヤクルト、横浜、千葉ロッテ、西武、楽天の6球団は、平日は西日本の地方球場でナイター、土日は地元でデーゲーム。ただし巨人だけは昼間でも東京ドームは使えないので、川崎球場でも使うしかないでしょう。日本にはたくさん地方球場があります。今年一年は地方ファン掘り起こしの年と考えてドサ回りすることです。

 そうすれば開幕を遅らせる必要もないし、延長戦をやらない理由もありません。そもそも延長戦なし、9回で終わりなんて野球はつまらないこと間違いなしです。そんな不完全燃焼の中途半端な試合が続いたら、ますます野球離れは加速します。去年の日本シリーズが盛り上がったのは、延長戦の連続だったからということをもう野球関係者は忘れてしまったのでしょうか?




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