幹事クリタのコーカイ日誌2011

[ 前日翌日最新今月 ]


 
3月20日 ● まずは義捐金を出すところから始めたい。

 今回の震災に当たっては多くの方が義捐金を送ろうとしていると思います。大企業や有名人も次々と多額の義捐金を寄付したことを発表しています。ちょっと目についたところだけでも、ユニクロの柳井社長が10億円、AKB48が5億円、イチローが1億円、ダルビッシュが5000万円。いくらお金を稼いでいようが、やはりそれだけの金額をポンと出すのはなかなかできることではないし、素晴らしいことだと思います。なにより、AKB48やダルビッシュが出すことで、彼らのファンが触発されて少ないながらも義捐金を出そうとする人がいることでしょう。波及効果まで考えたら、どんどんこうした動きが有名人の間に広まることを期待したいと思います。

 またブログなどでも呼びかけている人も多くいますし、読者の多いブログならブログの作者が「義捐金を出した」と言えば、それを読んで寄付する人もいるでしょう。中にはこちらの方のように義捐金を赤十字に寄付すれば似顔絵を描きますという「ウェブチャリティ似顔絵プロジェクト:東日本大震災」という企画を行われている人もいます。単に寄付を呼び掛けるよりも、プラスαのアイデアがあってナイスだなぁと感心しましたので紹介させていただきます。

 この「コーカイ日誌」でもどんどんこういう動きを起こせば良いのかも知れませんが、実は僕は子どもの頃から寄付は匿名でするものだと親から教えられたので、自分ではなかなか「寄付しました」と言うのが苦手です。ちょっと前に高校の同窓会が創立130周年記念事業で同窓生からの寄付を呼びかけました。僕は自分の期の幹事なので寄付を呼び掛ける立場でしたから、匿名で寄付するわけにもいかず、きっちり寄付者に名前が載ってしまいましたが、なんだか居心地が悪い思いをしました。

 と言うことで、本当は書きたくないのですが、僕も実はこっそりとあちらこちらに少しずつ寄付をしていますので、この「コーカイ日誌」の読者の皆さんも、それぞれに自分なりのやり方で寄付なりボランティアなり、何かしていただけると嬉しいなと思います。一番手っ取り早くて確実で効果的なのは、やはり義捐金を出すことだと思います。少額でも出すと気持ちが良いですよ。

 ちなみに「義捐金」と「義援金」の違いですが、本来は「義捐金」です。戦後「捐」という漢字が制限されて代わりに同音の「義援金」という言葉が作られています。「捐」はお金を捨てるという意味で、「義捐」は公のためにお金を捨てる、払うこと。「義援」だと「援助」になるので、見返りを期待してとか、少し高いところからの目線に感じられるので、僕は「義捐金」を使いたいと思います。




twitterでもつぶやいています@kanjikurita

gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」