幹事クリタのコーカイ日誌2011

[ 前日翌日最新今月 ]


 
3月18日 ● 統一地方選も買い占めもやめよう。

 4月に予定されている統一地方選を延期する特例法案が衆院で可決されました。この後、参院に回されて可決・成立する見込みだということです。ただし、この法案に対して民主党、自民党らに共産党まで加わって可決したにも関わらず、みんなの党のみが反対をしました。

 「なぜ?」と思ったところ、浅尾慶一郎議員がツイッターで「被災地のみで統一地方選挙を延期する法案がみんなの党以外の賛成多数で衆議院を可決しました。みんなの党は非常時なので全国で統一地方選挙を延期する法案を参議院に提出しており、引続きその成立に向けて頑張ります。」というツイートをしてくれたので納得しました。

 この特例法案が対象にしている岩手・宮城・福島の3県はもちろん選挙なんて無理でしょう。しかし他の地域でも選挙をやるということは、お金も人手も必要になります。地方の行政を一時的に停止させた上に、いま被災地で不足しているガソリンも食料も水も大量に使うことになります。選挙事務所を作り、選挙カーを走らせ、ポスターを貼り、ビラを配る。西日本ではできるとは思います。しかし、そんな余裕があるのならば、少しでも被災地に回す方が良いに決まっています。西岡参院議長もみんなの党の法案を支持しているそうです(こちら)。

 もうひとつ別の話題。買いだめ、買い占めが酷いです。関東のみならず西日本にも広がっていて、名古屋のスーパーやコンビニからどんどんモノがなくなってきています。最初は水と乾電池くらいだったのに、米がなくなりパンがなくなりと、被災地で必要なものが棚から消えていきました。物資は十分にあると言われても、集団心理が働いてつい買いこんでしまうのかも知れませんが、パニック的な行動が本当にパニックを呼ぶのだから、何とか冷静になってもらいたいものです。

 あるブログで「目の前で我が子がお腹をすかしていたら買い占めする」というようなことを書いている人がいました。うちの妻も「家族に責められるのがイヤだから主婦は買いだめするんじゃない?」と言ってました(ちなみに我が家は妻の性格上、普段から大量の食料や水を備蓄している家なので、こういう時はむしろ買い控えをして被災地に協力をしています)。

 しかし、買い占めをしなくても、被災地でなければ少々腹が減っても死ぬようなことにはなりません。せいぜいダイエットできるくらいです。それよりも、むしろ子どもたちに「被災地のことを思って我慢しよう」と伝える方がはるかに親として必要なことだと思います。買い占めをした親を見た子どもは、それを学んでまた別の機会に買い占めをするような人間になってしまいます。親の責任はただ子どもを満腹にさせることだけではありません。

 ツイッターで読んだネタです。

「コンビニにいた男子高校生2人。学生A「おい、カップラーメンも全部ねーよ。パンもないし。」学生B「おかず、エロ本くらいしかねーじゃん。」。激爆。」

いや、下ネタですいません。でも、いま大事なのは笑顔ですよ。




twitterでもつぶやいています@kanjikurita

gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」