幹事クリタのコーカイ日誌2011

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3月17日 ● 高校球児に球春は来るのか。

 震災の影響で多くのスポーツイベントが中止になっています。13日に行われるはずだった名古屋国際女子マラソンや、21日から東京で開催予定だった世界フィギュアは中止になりました。また日本水連は4・5月の日本選手権を早々と中止決定しました。会場の東京辰巳国際水泳場の可動床が壊れ復旧に時間がかかる見込みであることと電力不足を考慮したとのことです。

 Jリーグは当分試合を行わないようです。4月は無理だろうということで、外国人選手や監督は続々と帰国しているとのこと。プロ野球は揉めています。選手会が開幕の延期を申し出ているため、いつ開幕戦ができるか未だに決まっていません。被害の大きい楽天はしばらく関西に本拠を移すという提案もあるようです。

 スポーツは見る者に勇気と元気を与えてくれます。こんな時だからこそプロのアスリートは自分たちのプレイで被災した人を勇気づけて欲しいと思います。だからと言って物資の足りていない被災地の真ん中で派手に電気やガソリンを使って良いのかという問題は当然生じます。そのバランスはなかなか悩ましいところです。

 ただ未だに開催するかどうか決めかねているセンバツ高校野球は、できる限りやった方が良いと思います。日本における高校野球というのは良くも悪くも特別なもの。これほど各県ごとの郷土愛をエネルギーにしているイベントもありません。だからこそ、被災された東北の人々のためにもセンバツは開催して、東北代表をみんなで応援したいものです。もし東北代表の学校が勝ち進んだら、どれほど被災地の人たちが元気づけられることか。

 それとプロスポーツと違って学生スポーツはこの1回しかありません。今回中止でも次があるとは言えないのです。開催されるのは甲子園なので、電力などの問題もありません。ぜひとも高校球児たちに球春が訪れるように願っています。




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