幹事クリタのコーカイ日誌2011

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2月27日 ● 婚活なら合コンよりもお見合い。

 50才ともなると「合コン」界からは遠く離れてしまって久しいわけです。先日、最近の合コン事情についてあるアラサー男性に聞いたところ、彼は合コンではほとんどプライベートな情報を漏らさないで嘘ばかり言っているらしいです。名前、勤務先、住所など全て嘘。そもそも既婚者なのに未婚と偽って参加しているのですから、嘘で固めきっています。「お持ち帰り」後にトラブルになった時にすぐにフェードアウトできるように準備しているわけで、「どこかで聞いたような話だな」と思ったら、10年くらい前のMっちゃんがしていたのと全く同じでした。

 もちろん僕はそんなひどい鬼畜系お持ち帰り合コン(ヤリコン)はしたことがありません。そもそも最後に合コンに参加したのはいつだろう?数年前かな、って、あんまり遠くないか。まあ合コンと言っても、男女グループでほんわか飲んだだけですけどね。ただ、そもそもの合コンの黎明期に立ち合ったのは我々世代なので、合コンについてひとつ語ってみても良いかも知れません。

 僕たちが大学に入った頃は合コンよりも合ハイの方が盛んでした。今の若者には「合ハイ?酎ハイの親戚?」と思われるかも知れませんが、これは「合同ハイキング」の略で、男女が「合同」でハイキングに出かける親睦会のことです。当時の学生はクルマなんか持っているのは極少数ですから、みんなで電車に乗ってハイキングに出かけて「ハンカチ落とし」をしたり、ギターを弾いて車座になってフォークソングを歌ったりしたわけです。

 しかしマークシート世代、ポパイ世代、クリスタル世代の我々「新人類」はそんなかったるいことはやってられないとばかりに、クルマを用意して女の子を誘ってドライブやテニスに出かけますし、繁華街のディスコやカフェバーで女子学生と一緒にお酒も飲みます。そもそも僕たちより上の世代は女子学生が酒を飲むということ自体、顔をしかめられるような行為でした。今の女子大生が聞いたら「なにそれ?受ける!キャハハハ」と笑われること間違いなしです。

 で、そんな若者の「遊び事情」変革期に今のような下心満載の「出会い」を求める合コンを始めたのも我々です。名古屋の合コン史の初期にその名を残した、と言うのは大げさですが、僕の会社の同期は本当に合コンで出会った女性と結婚をしました。当時は「合コンで結婚!?」と驚かれたし、結婚披露宴では仲人が2人のなれそめを親戚の手前「友達の紹介」と偽って話したものです。もっともスライドで思い出の写真を見せている時に、その合コンの時の写真も登場して、一緒に写っていた司会の僕が全てバラしてしまいましたけどね。

 既婚者になっても独身と偽って合コンに参加したこともありますが、さすがにそれは人数合わせで出ただけで、僕の知人のように騙して何とかしようというわけではありませんでした。最近は婚活のひとつとして合コンには女性の方が熱心で、草食系男子たちは合コンに参加しないからマッチメイクに苦労しているという話も聞きます。だからこそ、悪い既婚者が荒しまくる余地が残されているんでしょうけどね。

 婚活を考えるならそんな合コンよりも昔ながらの「お見合い」の方が絶対に良いと思います。世話焼きのオバサンが「これなら合う」と思える組み合わせを考えて紹介してくれるのだし、最初に条件もきちんと聞けるのだからムダがありません。既婚者が嘘ついて乱入してくることもないし、しかも草食系男子は合コンでは目立ちませんが、お見合いなら違う視点で観察するので良く見えます。まあ世話を焼くお見合いオバサン自体が本当に少なくなったのでなかなか難しいのかも知れませんが、僕なんか結構独身男女のリストを抱えていますから、やろうと思えば結構マッチメイクできます。お見合いオヤジでも始めようかなぁ。




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