幹事クリタのコーカイ日誌2011

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2月24日 ● 学校の音楽の授業も役に立つことがある。

 先日アマゾンで注文した楽譜集(CD付き)が届きました。中古品ですがまあまあ程度は良い感じ。早速CDをパソコンにコピーして、それを聞いてみます。入っている曲は今回お目当ての「イフ・ウィ・ホールド・オン・トゥゲザー」以外に、「星に願いを」「ホール・ニュー・ワールド」などのディズニーソング、「イエスタディ・ワンス・モア」「伝説のチャンピオン」などのポピュラーやロック、「大きな古時計」「ルパン三世のテーマ」「栄冠は君に輝く」などの日本の楽曲、さらにベートーベンの交響曲5番、9番もアルトサックス用に編曲して収録されています。

 全16曲入っているのですが、ずっと通して聞いて自分がサックスで吹くとどうなるかと考えます。楽しそうなのは「シャル・ウィ・ダンス?」。軽快で小粋な感じで吹いたら楽しそうだと思いました。また「スタンド・バイ・ミー」は上手に吹ければカッコ良いのですが、果たして自分の技術でカッコ良い感じに聞かせられるかと考えると心許ない気もします。とにかく指が忙しそう。

 まあ先生と決めたのは「イフ・ウィ・ホールド・オン・トゥゲザー」だしな、と改めて曲を聞きながら楽譜を追います。と言うと、いかにも音楽ができる人のようですが、もちろんそんなことはありません。なにせ中学を卒業以来、音楽経験=カラオケでしかなかった30数年間でしたから、楽譜を見てもとてもすぐに「ふんふん、なるほど」なんてわかるはずもありません。

 ただ中学の音楽の筆記テストはほぼ満点だった僕です。中学卒業レベル程度の知識はあるので、それを頼りに楽譜を解読していきます。パッと見てこれが「ミ」なのか「ファ」なのか「ソ」なのか瞬時に判別がつかないのですが、それをひとつずつ数えて「あ、これはラか」なんて。シャープが「ド」「ファ」「ソ」と3つもつくので大変。慣れない左手小指を多用することになりそう(ソ#の時に必要なのです)。挙げ句にナチュラルまで出てくるし。混乱するわい。タイやスラーもたくさんついています。悪戦苦闘しながらも楽譜を解読していきます。

 それにしても音楽の授業の知識がまさかこの年になって生きるとは想像もしていませんでした。学校で習った知識が思わぬ所で役に立つことは多々ありますが、まさか自分が50才になって楽譜をこうも真剣に読むことになろうとは。真面目に音楽の授業を聞いていて良かったと心底思いました。あの頃は「こんなこと覚えて何になるんだ」と内心バカにしていましたけどね。人生、先にどんなことが待ち受けているかわからないものです。

 


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