幹事クリタのコーカイ日誌2011 |
2月13日 ● 悲惨なR−1グランプリ。 先日の「R−1グランプリ」は悲惨な番組でした。ピン芸人のナンバー1を競うという、去年末に終わってしまった「M−1グランプリ」の後追い企画の番組ですが、開始当初から後発の悲しさか、あまり面白くはなかったのですが、今年はとりわけ酷い出来で、こんなものをゴールデンタイムに流して良いのかと思うようなものでした。なにせ全部で14本のネタを見たのですが、爆笑したものはゼロ、クスリと笑ったものですら数本、後は苦笑するか首をかしげるかでした。 今回トーナメント方式になって、8人の決勝進出者が1回戦、準決勝、決勝と戦っていったのですが、決勝まで勝ち上がると1人で3本のネタをすることになります。M−1ですら2本面白いネタを並べることは難しいのに、3本なんてどだい無理です。その無理をさせたことも低レベル化を助長させたことは間違いありません。 ただ、一番の問題は誰が予選の審査をしたのか、ということです。揃いも揃って無名の売れていない、しかも下積みが長そうな芸人ばかり(辛うじて名前と顔が一致したのはカウカウ山田とスリムクラブ真栄田の2人だけ)選んだのは誰?R−1というのは事務所の宣伝・プロモーションのためのもの? これでは面白くなるはずがありません。今年のR−1ならマツコ・デラックスや渡部陽一が出たって優勝です。「あらびき団」でレフトとライトに突っ込んでもらわなければ成立しないような芸人を並べて一体何がしたかったのでしょう? また審査員も酷かった。これだけつまらないネタのオンパレードなのに、コメントは「面白かった」の連発。辛うじて板尾創路だけが「テレビでやることじゃない。家でやれ」と言ったのが救いでした。素人のど自慢じゃないんだから、プロの芸人相手につまらないネタまで誉めてどうする?先輩芸人たちのコメントも芸のうちでは? あんな番組にお金を出したスポンサーが可哀想になりました。僕が丸ちゃんの社長なら激怒しています。
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