幹事クリタのコーカイ日誌2011

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1月27日 ● 飲酒遍歴30年史。

 僕もあと10日ほどで50才になるということは、お酒を飲み始めて30年(プラスα)ということになります。もっとも最近は本当にお酒を飲まなくなりました。元来それほど強い方ではありません。若い頃はそれなりに付き合って飲んでいたのですが、最近は年を取ったせいと時代の流れでお酒を強要されることもなくなったので、自然と酒量は落ちてきました。

 お酒を飲み始めた頃はもっぱらビールとウィスキーでした。あの頃はまだ舶来モノの洋酒信仰が強烈だった時代。大学生が飲めるのはサントリーのトリスやレッド、贅沢して角。決してうまいと思って飲んでいたわけではなく、もうそういうものだと思って浴びるように飲んでいただけでした。

 会社に入ると少しマシな酒も飲めるようになりました。特に「ホームパーティ」なるものが流行し始めた80年代には海外旅行のお土産で貰ったカティサークやジョニ赤、さらにはジョニ黒やシーバスリーガル、ディンプルなんて高級洋酒を口にする機会も増えました。もっともスナックでボトルキープするのはせいぜいオールドでしたけど。

 バブルも弾けた90年代になると、焼酎が流行り始めました。それまで焼酎というのは貧乏な安酒というイメージで、とても臭くて飲めたもんじゃないという印象だったのが、酎ハイが居酒屋で定番になってから一気に広まりました。なにせバブル後ですからみんなお金がないので焼酎はそんな時代にピッタリでした。居酒屋でビールから酎ハイという流れがこの頃にできあがったと思います。

 さらに個人的には日本酒にも興味がいきました。それまでのテレビでCMをガンガン流しているような大手メーカーのものではなく、純米酒、吟醸酒が注目を集め始め、生産量の少ない「幻の名酒」に脚光が当たるようになりました。当時の僕は温泉旅行にも凝っていたので、長野から新潟など信州北陸方面に旅行に行ってはその手の地酒を試していました。天ぷら屋で吟醸酒を飲んでいると「オレも大人になったなぁ」なんて思ったものです。後でとんでもなく高い請求書がきて目を回しましたが。

 そして2000年代になって少しずつワインを飲むようになりました。これは飲むと言うよりも食べる方により比重を置くようになったせいです。夜に出没している店が居酒屋ではなくフレンチやイタリアンに行くことが多くなりましたから、必然的に飲むのもワインということになります。

 居酒屋でフリードリンクに含まれるような安ワインは悪酔いするだけでロクなものではありませんが、きちんとしたフレンチレストランなどでソムリエに料理とのマリアージュを考えて選んでもらうと、「ワインはうまいな」と感動します。飲み慣れてくるにしたがって二日酔いもしないし、癖のあるような赤ワインも逆にそうじゃないと物足りなくなってきます。

 まだワインを語れるほど詳しいわけではないですし、そもそもそういうワインの蘊蓄を語りたいとも思いませんが、美味しいフレンチやイタリアンは好きなので、もう少しワインも勉強しても良いかなとは考えています。




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