幹事クリタのコーカイ日誌2011

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1月18日 ● 全豪は「ナダルスラム」が焦点。

 日曜日から月曜日にかけて名古屋に降った大雪の話か、それともアジア杯サウジアラビア戦快勝の話、もしくは新ドラマの話を書こうかと思いましたが、全豪オープンテニスが始まっているので、やはりテニスファンとしては最優先で。ドラマの話はまた次回にします。

 今年の全豪で一番の注目はナダルが優勝できるかどうか。昨年の全豪で負けてから全仏、ウィンブルドン、全米と優勝を続けてメルボルンに帰ってきました。ここで優勝すればグランドスラム4連勝で、これは近年ではセリーナ・ウィリアムズの「セリーナスラム」以来となります。

 「ナダルスラム」の達成可能性は50%でしょうか?もちろん残る50%の可能性を握るのは前王者で去年の全豪覇者のフェデラー。グランドスラムでは無類の強さを誇ったフェデラーも昨年はかなり衰えが目立ちました。しかし年末から調子をまた上げてきていて、今大会は絶好調宣言。風邪を引いて体調が思わしくないナダルとは対照的です。ハードコートならナダルに引けを取らないだけにフェデラーの2連覇の可能性も十分です。

 両者に50%ずつ優勝の可能性があるということは、残る選手にはチャンスゼロとなってしまいます。実際この2人は抜きん出ていると思いますが、追うジョコビッチ、マレーも悪くはありません。ただグランドスラムでは別格の強さを誇る2人を続けて倒すだけの力はあるかどうか。どちらか一方が途中で足をすくわれるようなことがあれば、ジョコビッチ、マレーにもチャンスが巡ってきますが、可能性は薄いという気がします。

 日本男子の注目はもちろん錦織圭。故障も癒えていよいよその実力を発揮できる環境が整いました。初日の1回戦を良いテニスで勝ち上がっただけに、大きく飛躍することを期待したいと思います。2回戦は強敵ダビデンコだと思ったら負けてしまいました。こういう運もうまく掴んで欲しいところです。

 女子はセリーナの欠場で大混戦。誰が勝つかわかりません。第1シードのウォズニアキは厳しいドローになりました。まだグランドスラムで勝てるイメージがありませんが、そろそろ1位としてビッグタイトルが欲しいところ。ただ本命は昨年のチャンピオンであるクライシュテルスと、そのライバルであるエナンのベルギー勢が有力だと思います。女子はずっと若い選手が伸び悩んでいて、上位にくるのは長年同じ顔触ればかり。マンネリと高齢化が進んでいるだけに、そろそろ若手のブレイクスルーを期待したいところです。

 日本のクルム伊達公子は1回戦第12シードのラドワンスカとまた厳しいドローになりました。ただ伊達なら勝つ時はトップ10の選手だって破りますから、何が起きるかはわかりません。それよりも若い森田あゆみにそろそろ勝ち上がって欲しいところ。女子テニスの高齢化と若手の伸び悩みの象徴のような伊達と森田ですが、ジュニア時代のライバルであったウォズニアキが1位なのですから、そろそろ森田にもと期待してしまいます。波形純里は1回戦で負けてしまいましたが、フルセットまで戦いました。昨年からどんどんテニスが良くなってきているだけに今年は期待できることでしょう。




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