幹事クリタのコーカイ日誌2011

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1月6日 ● 小器用よりも不器用が勝つ。

 世の中を上手に渡っていく人を見ると、感心する反面ちょっとイヤな感じがします。逆に不器用で損ばかりしている人を見ると、好感を持つけれどもイライラもします。これはその人と自分の関係性によるもので、身内というか近しい人ほど不器用で損している様子を見るとイライラするし、逆に距離があるなら器用な人より不器用な人の方が好ましく思えます。

 僕自身は実は器用な方だと思います。ただし、一部の人からは不器用だと思われています。と言うのも、自分で積極的に関わりたいこと、やりたいことには昔から結構頑張りますし、そこそこうまくやれます。大成功ではなく、そこそこ成功というあたりがまさに器用なところです。いわゆる「小器用」なのです。

 ところが義務としてやらなければならないこととか、上から押しつけられて不承不承やることに対しては途端に不器用になります。不器用と言うよりはやりたくないからやらないだけなんですけど。根が小器用なもんだから、やりたくないことを本当にやりたくないと表現しながらやってしまうので「不器用だ」と思われるみたいです。勘違いなんですけどね。

 本当に不器用な人というのは、僕のように好きなことだけやって嫌いなことは避けることができないから不器用なのです。ただ不器用な人にも実は2通りあって、単に不器用な人は自分が不器用で損していることを自覚していつも文句を言っています。こういう人はいつまでたっても損ばかりです。文句を言ってマイナスオーラを周りにまき散らしていたら、誰も近寄ってこないし助けてくれません。

 しかし不器用ながらもそれを受け入れられる人は違います。イヤなことでも引き受けて頑張っている姿を見れば周りが必ず助けてくれます。だからイヤなこと、嫌いなことを文句を言わないでずっと続けていれば大抵成功します。僕のように中途半端な小器用タイプと違って成功する時は大きなリターンが返ってくるものです。周りが支えてくれるからです。

 自分の50年はなぜ大したことなかったのかと考えた時、自分は小器用であって、その不器用なひたむきさがなかったんだろうなと思い当たりました。小器用は助けてもらえませんが、前向きな不器用はみんなが支えてくれますから。でもだからと言って、やっぱり不器用は無理なんですよね。「一生小器用」。もうそんな言葉を掲げて生きていこうかなと思います。ちっちゃいな、自分。




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