幹事クリタのコーカイ日誌2010

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12月24日 ● 中村あゆみのブルーノートライブ。

 先日名古屋ブルーノートへ「中村あゆみアコースティッククリスマスディナーライブ」に行ってきました。なぜ中村あゆみ?という疑問は置いておいてください。いろいろ仕事絡みで大人の事情があって行くことになってしまったのです。まあ行くからにはもちろん楽しんできましたけどね。

 ブルーノートに中村あゆみというミスマッチもさりながら、そもそも中村あゆみって活動していたの?という感じの人も多いと思います。実際に1990年代後半から出産を機に活動を控えて音楽業界からも離れていたのですが、2004年から活動を再開していて、2008年から毎年「VOICE」というカバーアルバムをすでに3作発表しています。

 もっとも彼女の大ヒット曲「翼の折れたエンジェル」は1985年の作品。すでに25年前のことですから、当然若い人は知らないしライブにも来ていません。たださえ大人のジャズの殿堂ブルーノートですから、客は年配の人ばかり。五十路手前の僕でさえ平均くらい?と思ってしまいました。

 彼女もそのあたりはわきまえていて、10曲歌った中で、自分自身の歌はアンコールも含めて4曲にとどめ、残り6曲は全てカバー。最新アルバム「VOICE3」から財津和夫「青春の影」、井上陽水「結詞」、井上陽水&玉置浩二「夏の終りのハーモニー」、小田和正「言葉にできない」を歌い、後はジョン・レノンの「Happy Xmas (War Is Over)」とジュディ・ガーランドの「Over the Rainbow」。これなら平均年齢の高い客も知っている曲が多くて満足です。

 昔から変わらないハスキーボイスは健在で、年齢を重ねてますます味が出てきました。ロックアーティストですが、フォークソングを歌っても良かったし、きっとジャズを歌っても良いだろうなぁという感じで、これならブルーノートでも大丈夫だなという印象でした。「青春の影」がすごく良かったので、思わずCDも注文してしまいました。

 ライブでは後ろの方の席に座っていた僕のところまで握手をしに来てくれたりして、なかなかフレンドリー。公演時間は1時間ほどと短かったのですが、それもその後また仕事に戻らなければならなかった僕にはちょうど良い短さでした。まあ「クリスマスディナーショー」だと思って、気合を入れて若い女性を連れて来ていたオヤジ(隣の席にいました)には、あれ、もう終わり?という感じだったでしょうけどね。あ、でも早く終わった方が後の展開のためには良いのかな。




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