幹事クリタのコーカイ日誌2010

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12月20日 ● プロに勝つには。

 昨日はまた山本麻友美プロとの練習会でした。3月から始めた練習会も随分と回を重ねて、いろいろと教わることも多くとても刺激的なのですが、何より面白いのはプロを相手に自分のテニスがどこまで通用するか試すこと。例えばサービスをセンターに続けて打った後に、ワイドに切れるスライスサーブを打ってみます。普通のアマチュア相手ならかなりの確率でエースになったりウィナーになるんですが、プロに打つとキレイにポール回しでリターンエースを決められたりします。そのたびに「スゴイ!」と感動するのですが、昨日はうまく1本ウィナーが取れました。それもまた感動。やられてもやっても大喜びなんですから楽しいことこの上ありません。

 昨日はサークルのメンバーのマッキーがプロにシングルスの相手をしてもらいました。マッキーはシングルスが大好きで足も速く粘り強いストローカー。結構草トーナメントでも好成績を残しています。しかしプロを相手にすると、その足も粘りも全然通用しません。マッキーは相手のコースを察知していち早く走ってボールをカウンターで打ち返すのが得意のパターンなのですが、プロのストロークは全くコースがわかりません。そしてようやく走って打ち返しても、ボールが浅くなってしまうので、そこをプロに攻め込まれて3本目くらいでエースを決められてしまいます。プロのストロークは速いだけではなく深いので、どんどん追い込まれてしまい手も足も出ない感じでした。しかもプロは昨日風邪気味で、かなり調子を落としていたのに、それでもこの有様です。

 3ゲームをやったところでプロからのアドバイス。「緩急をつけてリズムを変えることが大事。攻められたらカウンターを狙うのではなくムーンボールを使って一旦立て直すといい」ということ。確かにそうなんでしょうが、マッキーをもってしても返すのが精一杯なので、ムーンボールを打つ余裕すらないようです。「自分がリズム良く打っているのにやられている時は、相手もよりリズム良く打っているということ。だから相手のリズムを崩すようにしないといけない」というアドバイスもよくわかります。とにかく相手のリズムで試合をしたらやられてしまうのも当然です。

 僕はさすがにシングルスでプロに挑もうとは思いませんが(ゲームはおろかポイントすら取れる気がしないので)、ダブルスの時も何とか彼女のリズムを狂わせようといつも考えています。サービスは特にコースも球種も深さも速さも同じリズムで打たないように変えていますし、ストロークもスライスやロブを多用してなるべく「良い球」を打たないようにしています。なまじ会心のショットを放つと倍返しされてしまうので、むしろ緩いボールの方が有効だったりします。

 そうやってあれこれ考えても、プロももちろんいろいろ多彩なショットを放ってくるので、ほとんどの場合は先にやられます。プロにフォアハンドをしっかり構えられたら、センター、ショートアングル、ストレート、ロブの4種類のどれがくるか全くわかりません。山を張ってケアするんですが、4択は大抵外れ。「うわぁ、やられたぁ!」と叫んでガックリするのも楽しいものです。Mっ気がないとプロとはテニスできませんね。




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