幹事クリタのコーカイ日誌2010

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12月18日 ● 娘が好きなお笑い芸人。

 テレビが大好きな高2の娘。ゆずの熱狂的なファンとして「ミュージシャンを目指す」と最近は公言していますが、若い女子らしくお笑い芸人もかなり好きです。1番好きなのは内村光良。まあかつてのウッチャンは女子アナとあれこれあったりもしましたが、最近は真面目そうですし、昔ほど根暗な感じもしません。2番目はバカリズム。確かに彼の笑いのセンスは僕も良いと思います。ウッチャンもバカリズムも知性派のお笑いタレントというか、ちょっとスカしている感じがするので、好きな人は好きでしょう。

 後に続くのがナイツ、とんねるず、岡村隆史、中川家。どれも面白い芸人だとは思いますが、ウッチャンやバカリズムと彼らはちょっと路線が違います。ナイツの寄席っぽさ、とんねるずのやんちゃさ、岡村の真面目さ、中川家の芸達者さは、それぞれに個性的ではありますが、串刺しにできるような共通点はパッとは感じられません。関東と関西の芸人も入り混じっていますし。

 逆に娘がいま嫌いなのは島田紳助、藤本敏史、渡辺正行。いずれもヘキサゴンファミリーですが、ヘキサゴンに出ているから嫌いなのではなく、「ウザい」オヤジという共通点が気に障るようです。とんねるずはウザいオヤジではないのか、というのが微妙なところなのですが、ウザくなる直前で引くか、そこからさらに押すかの差があるのでしょう。それは芸風の差なのですが、その差で時代の波に乗れるかどうかが変わってきます。

 娘の意見を聞いていると、今後の流れが何となく見えてくる気がします。くどいコテコテな関西系芸人よりも、スマートで押しつけがましくない関東系芸人の方が受ける時代がやってきそう。いや、関西か関東かという差ではなく、ギリギリで寸止めして余韻を残す芸風かどうかの差かも知れません。そして、それは一種の知性なのかな、という気もします。

 草食系と呼ばれる今の若者の感性には、ヘビーなお笑いは胃にもたれて重すぎるということなのでしょうか。




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