幹事クリタのコーカイ日誌2010

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12月3日 ● 友達何人減ったかな。

 気がつけば師走に入っていました。先月は仕事が結構バタバタしていて一気に駆け抜けてきたので、本当に気がつけば月が代わって12月になっていたという感じがします。いやはや、1年が経つスピードは上がっていくばかりで、もしかして3ヶ月くらい気絶していたんじゃないかと思うほどです。今年って春とか秋とかありましたっけ?暑かった印象しかありませんが。

 で、師走になればなったで、何かとやらなければならないことがありますが、そのひとつが年賀状。もう40年にわたってずっと出し続けている年賀状ですが、これだけIT化が進んでも、やはり正月の楽しみなのは不思議なものです。今年ももちろん出す予定です。

 もっとも最近は出す枚数が少しずつ減ってきています。原因はいくつかあって、ひとつは個人情報保護の流れで住所がわからないので出せないということ。昔は会社の社員名簿があって毎年全社員に配布されていたのですが、今ではもちろんそんなものありませんから、社員同士の年賀状交換が急減しています。うちの会社には有名人や有名人と結婚した社員がいますから、今でもあれがあれば某女優や某アナウンサーの住所や電話番号がわかったわけです。そりゃ出せないわな。

 もちろんIT化が進んで郵便による年賀状という「旧メディア」から脱却していく人が増えていることもあります。それから昔に比べて人間関係が「薄く」なってきているというのも見逃せません。例えばテニスサークルにしても、10年、20年前はもっとみんな濃密に付き合っていましたから、当然メンバー同士で年賀状のやり取りも当たり前でしたが、今ではテニスだけの付き合いと考える人も少なくありません。寂しいなぁと思うのは、もう僕がすっかり年をとった証拠でしょう。

 そしてそれに関連するのかも知れませんが、自分自身の付き合いの幅が狭くなってきたというか、友達が減ってきたのではないかとも思うのです。死んじゃったからというわけではないですよ。いや、何人かは確かに鬼籍に入った友人もいますけど。むしろツイッターなどを通じて「知っている」人は昔よりも増えています。ただ本当に「友達だな」と思えるような心理的な距離の近い相手はむしろ減ってきたのではないかと感じるのです。それが五十路目前という年齢によるものなのか、それとも先に書いたような時代的なものなのかは判然としませんが。

 そうやって考えると、改めて今年出す年賀状の枚数を数え直してみた方が良いかも知れません。




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