幹事クリタのコーカイ日誌2010

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11月14日 ● 谷亮子「女が嫌いな女」でも金。

 週刊文春恒例企画「女が嫌いな女2010」。今回ブッチ切りのトップに立ったのは谷亮子。圏外から一気にゴボウ抜きの1位とは、さすが谷亮子。「嫌われても金」です。これまでの女王・沢尻エリカをかつての名馬ミスターシービーのように最後方からぶち抜いたのは、もちろん参院選に出馬したからでしょう。ロケットで加速したかのように「人気者」「国民のアイドル」ヤワラちゃんが、一躍嫌われキャラに堕ちていきました。

 彼女のことを嫌っていたというか、「ただものではない」ということは、故ナンシー関が大昔から見抜いていてよくネタにしていました。それでも田舎のおじいちゃんおばあちゃんを主たるファン層として、谷亮子は金メダリスト、プロ野球選手の妻、二児の母といういくつもの欲求を獲得しながら「人気者」の地位を手放しませんでした。しかし、国会議員だけは欲張り過ぎたようです。妻で母で柔道選手は許せても、国会議員という最高のキャリアウーマンになるのは許せない。それは多くの女性から見たら「やり過ぎ」なのです。

 2位の沢尻エリカをはじめ、谷の下にランクインしてきている女性の大半はタレントです。タレントはキャラを作りイメージを自らコントロールしているので「嫌われる」というのも計算のうち。上位にランクインしている和田アキ子、久本雅美、倖田來未、磯野貴理、道重さゆみなどは、みな嫌われてもそれと同じ、もしくはそれ以上に「好き」があることをわかってやっています。嫌われてもキャラが立っていればテレビでは使ってもらえるし、「実はああ見えて素顔はとっても良い人」という手も使えます。

 しかし、谷は今回完全に計算外の嫌われっぷりですから、本人も周りも結果にはショックを受けていることでしょう。人気あってこその国会議員というか、政治家としての力量がない以上、人気がなければ全く存在価値がないのですから。同じ女性政治家でランクインしている蓮舫や片山さつきとは違います。彼女たちは仕事をして目立って嫌われたのですから。

 しかしこのランキング、本当に女性が答えたそのまんまなのでしょうかね?どうも「オヤジが嫌いな女2010」という感じがします。女だてらに目立ってうるさくて生意気で、という女性ばかりが入っているランキングなんで、オヤジ雑誌の編集部の意向に沿った順位になっている気がしてなりません。女性はこういうわかりやすい女性よりも、もっと男に媚びて彼氏やダンナを誘惑しそうな一見清純派の男受けする女性を嫌いそうです。谷はともかく、沢尻エリカよりも長澤まさみや新垣結衣の方が女性は嫌いそうな気がするんですけどね。そこんとこ、どうなんでしょう?




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