いよいよ明日から大相撲九州場所が始まります。もちろん注目は白鵬の連勝記録。不滅の大記録と思われていた双葉山の６９連勝。今場所７日目に並び、中日に７０連勝の新記録となります。果たしてタイ記録、新記録が生まれるのか、さらに記録を伸ばすのか、もしくは誰かが止めるのか？歴史的な記録だけに、毎日白鵬の取組から目が離せません。

　初日の相手は栃の心、２日目は稀勢の里だそうです。２人とも思い切っていくことでしょう。実力はある力士たちです。白鵬が負けるとしたら序盤という気もするので、この２人のどちらかがやってくれるかも知れません。ただ過去の対白鵬の成績は栃の心６戦全敗、稀勢の里４勝２０敗。どちらも白鵬にとっては合い口の良い相手ですが、可能性があるとすれば稀勢の里です。

　もし白鵬が序盤戦をうまく乗り越えたら、次の山は記録の重圧がかかる７日目と中日です。恐らくここにも実力者を対戦相手としてもってくることでしょう。７日目に栃煌山、中日に鶴竜の両関脇はどうでしょう？どちらも次の有力な大関候補です。ただこの２人も過去に白鵬は一度も負けていません。なので中日に大関の１人を当てるのも面白いかも知れません。番付的には魁皇でしょうか。地元九州で誰よりも人気のある魁皇が、大声援を力にしての一発があるかも。

　ここを越えたら白鵬はいよいよ未知の世界に突入します。今年を最後まで連勝で乗り切れるのかどうか。場所終盤の大関戦はまさに力と力の勝負。琴欧州、把瑠都、日馬冨士の外国人大関３人の中では、もっとも白鵬に合い口が良い日馬冨士の気迫が一番白鵬を脅かす存在だと思います。

　今場所最後まで連勝を続けると７７連勝。そして年間８７勝と昨年白鵬自身が作った年間最多勝記録を２年連続で更新することになります。もちろん５場所連続全勝優勝も記録更新。まさに「平成の大横綱」白鵬。止められる力士がいるのかどうか。もしかしたら敵は怪我だけかも知れません。

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