幹事クリタのコーカイ日誌2010

[ 前日翌日最新今月 ]


 
11月10日 ● ガットの話。

 すいませんが、今日はテニス好き以外には興味のない話を書きます。まあたまには良いかと。

 ガットの話です。正式にはストリングスですが、まあ一般人だけではなくテニス愛好家でも相変わらずガットと呼ぶのでガットという呼称を使わせてもらいます。いつまでもみんながガットと呼ぶのは不思議ですが、でも敢えてストリングスと言い換える必要性も感じないのだから仕方ないですよね。短くて言いやすいナイスなネーミングだからでしょう。

 さて、一般のテニス好き同様、僕もガットはいろいろ試してきました。あまりハードスピンをかけて打つタイプじゃないので滅多なことでは切れませんから、基本的には細くて、タッチの良い、耐久性よりもコントロール性重視、できる限りソフトで食い付きが良い感じのガットが好きです。

 これまでで一番タッチが良いなと思ったのはもちろんナチュラルでしたが、さすがにナチュラルは高い上にあっと言う間にダメになるので諦めて、ナチュラルの感覚に近いガットをいろいろ探して試してきました。一時期はテクニファイバーのXR3とかX-ONEとか使っていて気に入ったのですが、扱っている店が少ないのが難点。で、最近はスクールのコーチに張ってもらうことが多いので、スクールにいつも置いてあるバボラのエクセルパワーにしていました。これも値段はちょっと高めですが、柔らかくて感触が良いのです。

 ところが今回は久々にゴーセンに戻ってきました。昔は定番中の定番であるゴーセンのオージーシープ・ミクロスーパー16を張っていました。随分前のことです。最近たまにゴーセンを張る時にはテックガット16だったのですが、今回は1本をテックガット16で、もう1本をテックガット・ランプリール16という初めて使うガットにしてみました。

 これは実はゴーセン主催のイベントで自分のプレースタイルに最適なガットをチョイスしてくれるというものがあって、応募したら当選してしまったのです。相変わらずくじ運だけは良いのですが、その際にアンケートに回答をしたらこのランプリール16を勧められたのです。で、このランプリールを張って森上亜希子プロが来るイベント当日に実際にプレイをして最終的にお勧めガットとテンションを教えてくれるということになっています。

 先日初めてランプリールを張ってテニスをしたのですが、特に違和感はなく普通にプレイできました。違和感がないというのはもちろん良いことなんですが、じゃあこれまで使ってきたテクニファイバーやバボラとどれだけ違うかと言われると、ほとんど違いはわかりません。さすがにテックガット16よりはランプリール16の方が少し柔らかいなとは思いますが、打っているうちに忘れちゃうくらいの差です。

 こういう話を先日山本麻友美プロにしたところ、彼女はタテとヨコで違うガットを張っているそうです。タテはナチュラルでヨコはポリ(逆だったかな?)、しかもテンションもタテとヨコでは3ポンドくらい変えているそう。やはりプロともなると細かい設定をするもんだなぁと感心しましたが、それは人それぞれで、あまりガットの細かいことを気にしないプロもいるらしいです。

 さらにこぼれ話ですが、山本プロは張りたてのガットを使って練習しても、だいたい2〜3時間で切れてしまうそうです。どんだけハードヒッターなんだよ、って感じ。1週間で切れるというアマチュアプレーヤーはそこそこいますが、2時間ってさすがに聞いたことがありません。しかも張り代は全部自己負担だそうですから、そのお金もバカにならなかったと言ってました。契約しているメーカーからラケットやウエアはタダでもらえるプロと言えども、やはりテニスはお金がかかるスポーツです。




twitterでもつぶやいています@kanjikurita

gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」