幹事クリタのコーカイ日誌2010

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11月9日 ● モデルオーディション。

 昨日は仕事でモデルオーディションをしました。と言っても若い女の子ではなく、30代のママ役の女性モデルです。オーディションをしたのはちょっと久しぶりだったのですが、名古屋の狭いモデル市場ではオーディションに来るモデルも限られていて、中には以前他の仕事でのオーディションでも会った人もいました。

 モデルは大抵コンポジという宣伝用素材を持ってきます。きちんとメイクして、きちんとプロのカメラマンに撮ってもらった写真です。最初にモデルを選ぶ時も、モデル事務所がそのコンポジを出してくるので見比べるのですが、正直コンポジで見てもよくわかりません。女性はメイクとカメラで全然違う顔になるからです。オーディションが必要になるのもそのためです。コンポジには魔法がかかっていると僕はいつでも思って見ています。

 昨日のオーディションでもひと括りに30代のモデルと言ってもかなりバラツキがありました。39才でも30才そこそこにしか見えない人もいれば、逆にこのコンポジとは別人だろうというほど普通の30代ママにしか見えない人も。もっともコンポジよりも美人なら良いということでもありません。こちらは単なるミスコンをやっているわけではなく、広告の設定に合った人を探しているので、30代半ばの設定なのに20代にしか見えない人は選べませんし、普通の主婦の役なのに「モデルです!」というスタイルの良すぎる人もいりません。

 ちなみにオーディションする側の中では僕が最も権限があって意見を言える立場です。クライアントにも最終的には確認を取りますが、基本的にはこちらで選んだモデルを強く推せば決まると思います。つまり僕がオーディションの決定者なのですが、だからと言ってモデル事務所から付け届けがあるとか、モデルが媚びを売ってすり寄ってくるわけではもちろんありません。そんなことをしてまでやりたいほど予算がたっぷりある仕事ではないからですが、もしこれが大きなキャンペーンで、起用されたら一気に有名モデルの仲間入り、みたいなオーディションだったらどうなんだろう、と妄想してみましたが、すぐに虚しいのでやめました。ま、そんなことをされてもあくまでも仕事ですからきちんとオーディションしますしね(キリッ!




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