幹事クリタのコーカイ日誌2010

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11月7日 ● 史上最長!日本シリーズ第6戦。

 昨晩の日本シリーズ第6戦はとんでもない試合になりました。チェンと成瀬というエース対決で投手戦は予想されました。その通りに1点を争う好試合になったのですが、中日が6回ブランコのタイムリーで1点リードし、8回浅尾がマウンドに上がり、これで中日の勝ちパターンかと思いました。しかし浅尾があっさり同点に追いつかれてからが大変な試合になりました。お互いにチャンスを作りながらバントが決められません。細かい野球が得意なはずの両チームのはずが、やはり日本シリーズのプレッシャーからなのか、両チーム3回ずつバント失敗。ちょっと信じられません。

 特に中日は9回からずっと毎回サヨナラのチャンス。1本タイムリーが出れば終わりのはずなのに、その1本が出ません。ファンからすると本当にイライラする展開でした。結局最後までチャンスをものにできず延長15回、5時間43分という日本シリーズ最長試合記録を作って引き分けに終わりました。なんと日本シリーズで24年振りの引き分けです。

 興味深かったのはツイッターでの盛り上がりで、最初のうちは名古屋の中日ファン以外は冷淡そのもの。世界バレーを見ていたり、野球なんてつまらないとか、まだ日本シリーズなんてやってるのとか、好き勝手言われていました。ところが9時を過ぎて映画の時間に食い込み始めてから徐々に注目を集めだしたようで、「バブルへGO!」はいつからやるんだ、というツイートが増えてきました。その頃からみんな野球を見はじめたようで、次第に「まだやってる」とお祭り状態に。最後はTLが野球だらけになってきたのですから面白いものです。

 試合中継の解説者は田尾、古田、野茂。この組み合わせがなかなかヒットで、中日OBで中日の選手に詳しい田尾と、キャッチャーの視点で細かく配球を解説する古田、そしてそこに茫洋とした味わいで天然なユーモアを加える野茂という絶妙の解説となりました。野茂はツイッターでも「寝てるんじゃないか」と書かれるほどに発言も少なく、また喋ってもなんかおかしいのですが、僕はいかにも野茂らしいと好感を持ちました。まあ田尾と古田がずっと喋っているんだから、野茂は良いんです、あれで。

 さて、これからの予想ですが、第7戦は当然吉見と渡辺の先発でしょう。渡辺を攻略しないと中日に勝ち目はありません。またも投手戦になるとは思いますが、井端が復活してきたのは中日にとって大きな希望。吉見も第1戦のようなことはないと思います。何とかこれを勝ったら、いよいよ勝負の第8戦。お互いに先発に悩むところです。中日は順番で言えば山井ですが、僕は昨晩好投したネルソンではないかという気もします。舞台がナゴヤドームである以上、最後は中日の日本一で締めくくれると信じています。




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