幹事クリタのコーカイ日誌2010

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10月21日 ● 初回の4点でCSの勝負はついた。

 ロッテが史上初の3位での日本シリーズ進出を決めた後にようやくセ・リーグのクライマックスシリーズのファイナルステージが始まりました。過去東京ドームでのCSで巨人に苦杯を舐めてきた中日ですが、今年は得意のナゴヤドーム。1勝のアドバンテージもありますが、それ以上に勝率8割を誇る地元での開催が大きな大きなアドバンテージになります。

 初戦の初回。巨人先発東野を攻めて一気に4点を取りました。これでもう試合は決まったも同然です。ナゴヤドームでなら中日投手陣は3点あれば勝てます。実際先発チェンから高橋、浅尾、岩瀬の盤石のリレーで巨人打線を完封。鮮やかに勝利をものにしました。

 これで残り5試合で中日は2勝3敗、巨人は4勝1敗が必要になりました。鬼門ナゴヤドームでは巨人にとっては不可能に近い数字です。初戦を中日が取ったというのはほぼこのCSを中日が取ったということですし、それは初回の4点でこのCSが決まったということです。中日は吉見、山井、山本昌という順番でしょうか。なにせ1ヶ月も試合していませんから、試合勘さえ取り戻せば休養は十分。山本昌のポストシーズン初勝利に期待したいところです。

 中日にとって数少ない懸念は和田の調子。昨日の試合ではチャンスにことごとく凡退してしまいました。和田に1本出ていれば楽勝の試合だっただけに心配です。CSこそ和田にそれほど当たりが出ていなくても勝てるでしょうが、日本シリーズのロッテ戦は違います。エースのいない巨人に比べ、ロッテには成瀬という中4日で投げられる頼れるエースがいますし、里崎をはじめ勝負強いバッターも揃っています。なにより日本シリーズでは中日得意のナゴヤドームは半分しか試合しないのです。

 今年交流戦でパ6球団全て勝率5割を超えたことを忘れてはいけません。中日・阪神・巨人よりも楽天の方が強いのです。ロッテは明らかに巨人より強敵なのですから、和田が万全でなくては勝負になりません。セ・リーグの優勝チーム中日が、パ・リーグ3位のロッテに日本シリーズで負けるようなことが起きたら、どれだけセ・リーグは弱いんだよ、って話です。中日に頑張ってもらわないと。



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