幹事クリタのコーカイ日誌2010

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10月11日 ● ロイヤルボックスに潜入。

 昨日も書いたように、土曜日に楽天ジャパンオープンを見に行きました。きっかけとなったのは金曜日の朝に届いたツイッターのDM。高校時代の親友Gくんから「明日の楽天オープンのロイヤルボックス2枚あるけどいる?」と。もちろん行きたい、けれどサークルもあるし、お金はない。サークルは雨予報で中止になる可能性大だからまだ何とかなるとして、お金は何ともならない。でも一応「いくら?」と聞いたら「懸賞で当たったからタダ」という返事。だったら行きます、行かせてください!と言うことで、急遽土曜日に再び有明まで行くことになりました。

 ロイヤルボックスというのは、コート東側にあります。いつも有明コロシアムに行くと、あの赤い絨毯が敷いてある席はいかにもVIP様御用達という感じだなぁ、と指をくわえて見ていた席。テニス協会の盛田会長とか、知らない偉そうな外国人とかが座っています。もちろん一般人には発売などしていません。

 今年からロイヤルボックス対面にプレミアムシートというのができて、そこが25000円。コートサイド席でも15000円ですから本当に高額、さすが「プレミアム」の名に相応しいお値段。ということは、ロイヤルボックスはそれ以上の価値があるということになります。タダで貰うのは気がひけますが、発売されていない席だから料金も決められていません。Gくんは何気なく応募したロンジンの懸賞で当たったけど、テニスに興味はないしどうしようと思っていたみたいです。

 サークル仲間のTりんを誘って行くことにしました。いつもサークル運営を手伝ってくれているお礼です。Tりんから「ジーンズで行って良いんですか?」と聞かれて「良いんじゃないの」と言ったものの、改めて確認してみたら「ジャケット着用、Tシャツ、ジーンズはご遠慮ください」とドレスコードが定められていました。危ない危ない。

 土曜日。大崎の駅でGくんと待ち合わせてチケットを貰い、りんかい線に乗って有明を目指します。これまでに何回も来ている有明コロシアムですが、ロイヤルボックスの入口がわかりません。係員に聞いたら一般客が立入禁止のところを通って南の方の入口を案内されました。入るとすぐに受付があってよく日に焼けた女性陣が数人立っています。ん?彼女は見覚えがあります。少し前に引退した小畑沙織プロです。占部奈美プロもいます。他の女性陣も女子選手みたいです。なんと豪華なアテンダントでしょう。受付で記帳するところには「魚住りえ」と書いてありました。

 席に案内されました。ロイヤルボックスと言っても、本当のロイヤルボックスのすぐ後ろの席でした。高さとしてはSS席と同じです。ただロイヤルボックスと同じ出入り口を使うので、トイレも何かも一般席とは別。有明コロシアムにあんな奇麗なトイレがあるとは知りませんでした。ロンジンからお土産を貰います。大会パンフレット、キャップ、USBメモリなど。全てロンジンのロゴ入り。そして試合が始まる前に「ロンジンカフェ」で食事ができます。もちろん無料。フレンチのコース料理。ビール、ワイン、シャンパンなどは飲み放題。お土産とランチだけで5000円以上の価値があります。シャンパンやワインをぐいぐい飲めば軽く1万円分でしょう。

 試合が始まったので席に戻って観戦。さすがに近くて見やすいのですが、これはコートサイド席の方がもっと近いです。ただロイヤルボックスにはクッションもあるし、ビールは飲み放題だし、何よりテニス界の有名人が次々とやってくるので見ているだけで楽しい。盛田正明会長や内山勝大会委員長、村上武資フェド杯代表監督、福井烈などなどが入れ替わりやってきますし、松岡修造も近くに来て何か話をしています。席を離れて専用出入り口からロビーに出れば、アテンダントの女子プロたちが丁寧に挨拶をしてくれます。

 そんなロイヤルボックスならではの雰囲気を堪能しながらの観戦は、過去5回の有明コロシアム体験とは全く違うものでした。テニスファンならわかってもらえると思いますが、これはお金では換算できない価値があります。Gくんが行っても恐らくその価値は感じ取れないでしょうから、本当に今回は譲ってもらえて良かったと思いました。Gくんには「宝の持ち腐れ」と言っておきましたが、笑って認めていました。だから高校時代の友達って良いんだよねぇ。今度名古屋で奢らなきゃ。

 

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