幹事クリタのコーカイ日誌2010

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10月9日 ● ベストナインが難しい。

 中日が優勝を決めてからも阪神と巨人が熾烈な2位争いをしましたが、阪神は横浜に、巨人はヤクルトにそれぞれ足元をすくわれて、結局阪神が2位で巨人が3位。これから両チームが中日への挑戦権を求めて争う様子を高見の見物できるとは、まさに優勝チームファンの醍醐味です。

 ところで中日ファンの間では今年のMVPは誰か?という論議があります。野手なら文句なく今年は和田(チーム打撃三部門トップ)でしょう。しかし、投手力で優勝を勝ち取ったチームならば、やはり投手にMVPを与えたい。ところが、エースの吉見もチェンも決め手に欠けるし、抑えのエース岩瀬もいつものシーズンに比べたらいまひとつでした。だったらホールドの日本記録を作った浅尾か、となりますが、中継ぎ投手がMVPというのもなぁ、という感じ。できることなら高橋・浅尾・岩瀬の3投手セットでMVPにしたいところです。

 もうひとつ心配なのは、中日は優勝チームなのにベストナインに一人も選ばれないのではないか、ということ。投手はマエケンで決まりでしょうし、捕手は阿部か城島。一塁手はブラゼル、二塁手は打率2位の平野でしょう。遊撃手は3割100打点の鳥谷か、30本塁打の坂本か。辛うじて三塁手で新井(.311、19本、112打点)、小笠原(.308、34本、90打点)を抑えて森野(.327、22本、84打点)が選ばれるかどうかです。打率の森野、本塁打の小笠原、打点の新井。打撃成績としては三者ほぼ互角ですが優勝したボーナスで森野が選ばれるかも知れません。

 難問は外野手。マートン(最多安打日本新記録)、青木(200安打首位打者)、ラミレス(2冠王)の誰も外せません。MVP候補筆頭の和田がベストナインに選ばれないなんて、と思いますが、なにせこの外野手の一角に食い込むのはハードルが高過ぎます。過去にMVPを取りながらベストナインに選ばれなかった選手はそこそこいますが、みんな投手。野手でMVPを取ってベストナインに漏れた例は2リーグ分裂以降はないと思います。その初めての例に和田がなるのか?和田はチーム三冠王のみならず、四球、出塁率、長打率がリーグ1位で、さらに今季失策0です。じゃあマートン、青木、ラミレスの誰かを落とすのか?ベストナインの発表はまだ先の話ですが注目です。



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