昨日は楽天ジャパンオープンを見るために有明テニスの森に行きました。当初チケットを取った時の目的は、初来日しているナダルを見ること。次に日本で試合をするのは１年でこの大会だけの錦織圭を見ることでした。ついでにロディックとかツォンガとかデルポトロとかも見られたら良いなぁとは思っていましたが、あくまでも本命はナダル、対抗は錦織です。

　ところが前日の月曜日にナダルと錦織は登場してしまいました。と言うことは、翌日は試合がないということ。かなりテンションが下がりました。しかもオーダーを見たら、それ以外の有名選手もほとんどいません。ツォンガとデルポトロは１回戦負けしちゃってるし。辛うじて錦織のダブルスが最後に組まれていますから、せめてこれを見たいと思って朝から有明に向かいました。

　１０時過ぎに有明について、コロシアムの指定席に座ったのがほぼ１０時半。試合は日本期待の若手奈良くるみが前回女王のクワンと戦っていました。接戦です。終わったのは１３時。約３時間の大熱戦でした。次の試合に登場したのはステパネク。地味です。この試合は相手のチウディネリが腰を痛めて棄権で終わりましたが、それでも２時間半近くかかりました。３試合目はガスケとトゥルスノフ。また地味です。ガスケは天才プレーヤーですが通好み。これまた接戦で２時間以上。ガスケが負けて終わったのが夜６時です。８時間かかって３試合しか消化できていません。

　僕は名古屋に帰るためには夜８時半頃が有明にいられる限度です。しかし、あとシングルス１試合とダブルス１試合が終わらないと錦織は登場しません。とてもあと１時間そこそこでは終わりそうにありません。松岡修造が出てきて「圭の試合まで見ていくと終電がなくなりますよ」と注意を観客にしています。始まるのは９時とか１０時とかになりそうです。シングルス４試合目はニエミネンとヒメノス。どうしてこう通好みの選手ばかりなんでしょう？２セット目で７時を回りました。どう考えてもこの試合が終わるまでいられるかどうかです。

　迷いましたが、結局７時半に有明を出ました。９時間もいて、見たかった選手はひとりも見ることができないままに退散です。不運というか、変な１日でした。もしこれが１日ずれていたら。前日ならナダルと錦織のシングルスが見られました。翌日（今日ですが）なら、ロディックもナダルも見られました。丸１日エアポケットにはまりこんでしまったような不思議な気分です。

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